RP2040搭載のボードをArduinoIDEで使いこなしたい

最終更新日:2023/1/31

ラズベリーパイ財団がRP2040を単体販売した事もあり、関連各社が互換機や拡張機をリリースしています。
※RP2040は、Raspberry Pi財団が独自に開発したコストパフォーマンスに優れた32bit マイコン(SoC)です。Raspberry Pi Picoなどのマイコン ボードに搭載されています。

RP2040の開発環境は先人によると3つほど紹介されています。

  1. MicroPython(Thonny)
  2. C++(Visual Studio Code)
  3. ArduinoIDE(公式版、アールFフィルハワー氏版)

これまで構築して使用してきたArduinoIDEでもRP2040ボードが使えるように対策がされています。そしてArduinoもRP2040を搭載した開発ボードをリリースするまでに至りました。

どちらかというとRP2040ボードを使う上でArduinoIDE環境にアドバンテージが見いだせませんが、開発環境を都度用意し、言語習得も行うというのも大変ですので極力ArduinoIDE環境に拘ってみたいと思います。
2022年9月にはArduinoIDE2.x環境も提供されるようになり、Picoも制限は有るモノの利用できます。
備忘録として情報を追記してゆきます。

ArduinoIDE1.x	アールFフィルハワー氏版環境である程度の課題をクリアできています。
ArduinoIDE2.x	LittleFS等の拡張ツールが使用できない等制限があります

インクルードファイル内で使用される環境変数について、先人が調査済みでした。こちらをご参照ください。
https://aloseed.com/it/rp2040-boards-definition/

正しく選別できないとビルド出来ないケースとなります。その場合は正しく環境選別されているのか、調べて見ると良いのかと思います。

Raspberry Pi Pico/RP2040ボード(アールFフィルハワー氏版)の場合
defined(ARDUINO_ARCH_RP2040) && !defined(ARDUINO_ARCH_MBED)

開発ボードに対する環境変数の定義も紹介されています。新しい開発ボードは最新の開発環境を利用しないと思わぬトラブルに遭遇する可能性があります。