Windows11 Insider Preview をインストールして見た

最終更新日:2021/10/25
作成日:2021/9/1


Microsoftは2021年6月25日にWindows10の後継にあたる最新OS「Windows 11」を発表しました。
そして、8月31日にWindows 11のリリースが10月5日に決定したと発表しました。

そこでISOファイルをダウンロードしてHyper-V環境にインストールしてみようとしたというのがこの備忘録です。結構準備が必要です。
紹介記事では端折った記事が多く、ISOファイルの在処まで辿り着かない事があります。


2021年9月2日

早速Hyper-V環境にインストールを試みます。本日の目的としては、

Hyper-Vの動作環境:

項目   備考
CPU i5-6500 3.2GHz 第六世代のCPUはサポート外とのことでしたが
Insider Preview は許されているようです。
Chipset H170
BIOS AMI 0703(20160102)  
GPU HD530  
Memory DDR4 16GB  
OSバージョン    

VM環境の設定

Windows11のシステム要件を元に設定(マイクロソフト公開情報より)

プロセッサ: 1 GHz以上
2 コア以上
64 ビット互換プロセッサ (SoC)
RAM: 4GB
ストレージ: 64 GB
システム ファームウェア: UEFI、セキュア ブート対応
TPM: TPM2.0
グラフィックス カード: DirectX 12 以上
ディスプレイ: 720p 9 インチ以上
インターネット接続と
Microsoft アカウント:
 

上記を元にVMの設定を変更する必要があります。新規作成で標準のままではダメです。

最終的にこんな状態にする必要があります。

  • 第2世代<-第1世代から必ず変更
  • コア数を2以上に変更
  • メモリ4GB<-1GBから変更
  • ストレージ デフォルトは127GBかと思います。128GB以上
  • ネットワーク 接続無しは問題あり デフォルトのDefault Switchを選択し、インストールは出来る様にします。
  • TPM2.0 チェックを入れる必要があります。

最初にUEFI対応とするために第2世代にする必要があります。

注意書きにあるように世代に関しては新規作成時に決定する必要があります。

TPM2.0への変更ですが、デフォルトではチェックが外れていますので注意が必要です。

起動時に、ダウンロードしたISOファイルを読み込むようにセットします。

今回はWindows11_InsiderPreview_Client_x64_ja-jp_22000.isoを選択しています。


準備が終わりVMを起動しました。

無事 起動プロセスに入ったと思ったら

『Start PXE over IPv4』とメッセージが出て、そのままにしておくと

『Microsoft Hyper-V UEFI』という画面が出ます。
『Restart now』というボタンがあるのですがHyper-Vでは無効のようです。

VMを停止してやり直す必要があります。

解決策ですが、

起動プロセスメッセージが出たら最後の点が出る前(6個目)にKeyboardのkeyを何でもいいから押すことのようです。これでLoadプロセスが進展します。

※『Start PXE over IPv4』で検索するとBIOSを弄れとありますがHyper-V環境で、元のOSが起動しているBIOSを弄ってしまうと訳がわからなくなります。


Windows11Preview版が起動しました。

コピーライトに年代が示されて居らず、Windows11だということはこの時点では判りません。

Windows11Previewのインストール状況

 
 

Windows11Preview版と云う事も有り、テスト用のプロダクトコードが提供されるのかと思いましたが、Windows Insider Programメールにはそれらしきコードはありませんでした。

スキップしてもとりあえずは検証出来るようです。

エディションの選択です。

5つのエディションがあるようですね。
自分の検証環境を鑑みるにProを選びました。

 
 
インストール(データコピー)が始まりました。数分かかりました。
再起動が掛かり、展開処理が始まったようです。
この処理時間が長かったです。30分以上こんな感じです。
プログレスバーがあって然りですね

Windows11の設定に入りました。
ここからは独自のLook&Feelです。
 
 
Default Switchの設定のままでは問題だったようです。
ちゃんとNIC設定から実施する必要がありますが、ここでは先に進めます。
 
管理者名登録
管理者パスワード登録
管理者パスワード確認
セキュリティの質問と答えを3点登録する必要があります。
プライバシー設定をします。
全部OFFでいいのかと思います。

緒設定が終わると1分ほどの待ちが入ります

画面が切り替わりながら処理中扱いになっているようです。

一種のプログレスなのかと思いますが、全体の時間とステータスが把握出来ないので、どうかなと思う次第です。

 
 
 

やっとログオン画面に入りました。

インストール開始から2時間以上掛かったと思います。
VMがHDD上に置いてあったのでコピー時間に時間が掛かった可能性があります。細かなファイルの読み書きでしょうから致し方無しです。


2021年10月25日

既にWindows11はUpdateが始まっています。手元のPCは第三世代のCPU搭載PCなのでWindows11にUpdate出来ない旨アナウンスされています。
チェックプログラムは拡張子msiのインストーラ形式です。敢えてインストールすべきか???

このPCは現在、Windows11のすべてのシステム要件を満たしていません。と示されていました。

ところが、10月21日付けのinternet.watchの記事にPentium 4でもWindows11がインストール出来たという記事が出ました。このことから、『MicrosoftはWindows 11のインストール可否についてはNGリスト方式を採用しているのでは無いか』と推測しています。
明らかになった以上、修正されるのでしょうね。ところで、Pentium 4でのパフォーマンスはどうだったのでしょうか?気になるところです。


2021年10月25日

gigazineに続報記事がありました。『15年前のCPU「Intel Pentium 4」でWindows 11は動くのか?』
https://gigazine.net/news/20211025-windows-11-runs-15-year-old-cpu/

動くんですね。動画が挙がっていました。もっさりとした動きでは有るモノの使えているそうです。
マイクロソフトはWindowsUpdateでは明確な要件を示している一方、手動インストールではいくつかの要件を回避する方法も示しています。『TPM 2.0』という要件も回避できるようです。

こんなことをいろいろ調査はしていますが、Windows11にする必然が見出せないです。さてさて。


2021年11月20日

GigaSchoolPCにWindows11はインストール出来るのか? こんな話題の記事を見かけました。
手元にある EzBook X4 が GigaSchoolPCのギリギリの要件を満たしているので、これをWindows11にUpdateしてみたいと思います。結果が出たらまた追記します。


2022年2月17日

ASROCK の BeeBoxはWindows11未対応という事が判りました。 N3150 4GBなのですが。 
CPU-Zをインストールして詳細チェックしました。これでは十分な情報は得られないようです。
MSの正常性チェック アプリをインストールして実行して見たところ TPM2.0 で引っ掛かったことが判明しました。


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