コンテック DIO-1616LN-FIT をLabVIEW環境で使用したい

最終更新日2021年3月2日

GPIOを標準で装備するターゲット装置があります。配線長や配線点数を減らすためにもフィールドバスで置き換えたいのですが規格化されたプロトコルで無いと開発工数が膨らみます。また、極力フィールドバスの物理層は汎用の環境であるEthernetを利用したいものです。

LabVIEW環境で物理層Ethernetのフィールドバスで対応しているものとして、EtherNet/IPとModbus/TCPがありますが、どちらも制限があるようで安易に採用できません。

であるならば、LAN接続可能なDIOユニットも検討対象に入ります。
NIが提供する商品群から選べればよいのですが、これと云ったものがありません。求めているものはコンテック社の提供する『DIO-1616LN-FIT』のような商品です。

コンテック社の商品はLabVIEW用ドライバが提供されていることが多くすぐに動作確認できるものがほとんどなのですが、残念ながらLN-FITシリーズはWrapドライバが提供されていないことが判りました。
そこで、DIO-1616LN-FITをすぐに利用できるよう、ライブラリを作成しました。

普通にdllが提供されているため、Wrapすること自体は問題ないようです。

※本来ならSNMP(Simple Network Management Protocol)を利用すべきだと思います。しかし、LabVIEW用のSNMPモジュールは提供されていないため、見送っています。


VITreeは以下のようになっています。


オブジェクト自体はベクター殿のストレージをお借りしています。

https://www.vector.co.jp/soft/winnt/hardware/se513530.html

幾つか制限があります。


『DIO-1616LN-FIT』ですが、NI社には同等の商品がありません。NUCのようなPCにUSBタイプのDIOを接続すれば、よく似た形態に出来るのですが、手軽に構築するにはこの商品以外の選択肢は見当たらないです。
その意味でLabVIEW側の接続性を確保したいと思いました。

『DIO-1616LN-FIT』のパフォーマンスについてはコンテック社サイトに紹介があります。
https://www.contec.co.jp/product/device/fit/ex2.html
ちなみにハブ無しのPC直結でも使えます。

フィールドバス接続のリモートIOならば、それなりに商品は存在します。その場合、LabVIEW側でそのフィールドバスに対応しているかどうかと云う問題が発生します。
出来れば、Ethernetケーブルで接続できるフィールドバスがよいと考えると、Ethernet/IPかModbus/TCP、EtherCATでしょうか。※EtherCATはケーブルは同じものが使えても、ネットワークは独立したものである必要がありそうです。

製作物に戻る


免責事項

本ソフトウエアは、あなたに対して何も保証しません。本ソフトウエアの関係者(他の利用者も含む)は、あなたに対して一切責任を負いません。
あなたが、本ソフトウエアを利用(コンパイル後の再利用など全てを含む)する場合は、自己責任で行う必要があります。

本ソフトウエアの著作権はToolsBoxに帰属します。
本ソフトウエアをご利用の結果生じた損害について、ToolsBoxは一切責任を負いません。
ToolsBoxはコンテンツとして提供する全ての文章、画像等について、内容の合法性・正確性・安全性等、において最善の注意をし、作成していますが、保証するものではありません。
ToolsBoxはリンクをしている外部サイトについては、何ら保証しません。
ToolsBoxは事前の予告無く、本ソフトウエアの開発・提供を中止する可能性があります。

商標・登録商標

Microsoft、Windows、WindowsNTは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
Windows Vista、Windows XPは、米国Microsoft Corporation.の商品名称です。
LabVIEW、National Instruments、NI、ni.comはNational Instrumentsの登録商標です。
I2Cは、NXP Semiconductors社の登録商標です。
その他の企業名ならびに製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
すべての商標および登録商標は、それぞれの所有者に帰属します。