ODB2ドングル分解調査

最終修正日:2021/7/7

OBD2ドングルは中華製であればとても安価に入手出来ます。オリジナルのカナダの elm electronics 社製ELM327だとICのみで$21程度する(参照:https://www.elmelectronics.com/ordering/order-ics/)そうですが、中華製であればハウジング込みで2000円弱でamazonから入手出来ます。小さなハウジングのモノもあり、中身が気になりました。
※オリジナルもPIC18F(16bit, CAN搭載バージョン)のようです。カスタムチップかと思ったのですが、、
自分で購入して分解する事も検討していますが、既に先人が分解レビューをしているのを調査もせずに手当たり次第の購入は無駄です。
そこで、まずは先人の分解レビューを調査することから始めることにしました。

2021年7月7日:CANインベーダーという車両盗難手口にODB2が絡んでいるとのことで調べました。


外観 商品名等 搭載CPU/Module
ELM327という表記のあるハウジングです。幾つかのブランド名でリリースされています。
中身ですがPIC18F25K80が搭載されているようです。また、Bluetoothのモジュールが異様な設置が為されています。
OBDSCANと云うドングルですが、こちらもPIC18F25K80が搭載されています。
部品構成がELM327と異なるようですので、同じファームでは動かないのかなと思います。

iCar2 OBD2というコンパクトなドングルがあります。

使用しているマイコンは ARM968E-SでCANコントローラであるMCP2515が搭載されています。

優位性については情報不足ですが、PIC系ではないマイコンも存在することが判りました。

ELM327mini

マイコンはPIC18F25K80
BluetoothのモジュールはBK3231 でこれはHC-05のパッチモンのようです。

PIC18F25K80-1/SS: ELM327のクローン
VC1040: CANトランシーバ(TJA1040クローン)
YC1021: Yichip Electronics/Bluetooth 3.0 BR/EDR + BLE
24C32A: 32K EEPROM


上記はすべてBluetoothでペアリング出来、Androidタブレッドで表示するのが基本のようです。
また、BluetoothならiPadでも大丈夫かというと難しそうです。理由はSPP(Serial Port Profile)を要求するからです。SPPはペアリングするとCOMポートとして振る舞います。iPad/iOSではBLE(Bluetooth Low Energy)に対応しているモノのSPPは採用していないみたいです。
また、ペアリングの時のパスワードが『1234』或いは『0000』で固定されているようです。変更出来るという記事を見いだせていません。
そして、デバイス側が名前として『OBD』或いは『OBD2』でないとペアリング出来ない表示ソフトが殆どだとか いろいろあるようです。

ArduinoにもOBD2のサンプルスケッチがありますが、検証できていません。


   

Arduinoで今更OBD2ドングルを構築するのもどうかと思いました。それはELM327という代表的な商品があり、そのコピー品が溢れ、300円ぐらいで市場に出ている現象を鑑みて思った次第です。必要構成部品を集めただけで1000円を超えてしまいそうです。

新たな考えが出てくるまでは、この件はペンディングとします。


2021年7月7日 :CANインベーダーという車両盗難手口にOBD2が絡んでいるとのことで調べました。

今朝のめざましテレビでレクサスが盗難された手口が紹介されていました。『CANインベーダー』と云う手口だそうです。この手法にOBD2が絡んでいるとのことで調べました。別ページにて記録に残します。


戯言(nonsense)に戻る


免責事項

本ソフトウエアは、あなたに対して何も保証しません。本ソフトウエアの関係者(他の利用者も含む)は、あなたに対して一切責任を負いません。
あなたが、本ソフトウエアを利用(コンパイル後の再利用など全てを含む)する場合は、自己責任で行う必要があります。

本ソフトウエアの著作権はToolsBoxに帰属します。
本ソフトウエアをご利用の結果生じた損害について、ToolsBoxは一切責任を負いません。
ToolsBoxはコンテンツとして提供する全ての文章、画像等について、内容の合法性・正確性・安全性等、において最善の注意をし、作成していますが、保証するものではありません。
ToolsBoxはリンクをしている外部サイトについては、何ら保証しません。
ToolsBoxは事前の予告無く、本ソフトウエアの開発・提供を中止する可能性があります。

商標・登録商標

Microsoft、Windows、WindowsNTは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
Windows Vista、Windows XPは、米国Microsoft Corporation.の商品名称です。
LabVIEW、National Instruments、NI、ni.comはNational Instrumentsの登録商標です。
I2Cは、NXP Semiconductors社の登録商標です。
その他の企業名ならびに製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
すべての商標および登録商標は、それぞれの所有者に帰属します。