ストロベリーリナックス USBRH をLabVIEW環境で使用したい

最終更新日2021年3月2日

検査装置の結果ログに環境温度や湿度を記録するのが一般的です。手入力で構わないのですが、いざ自動入力させようと思った場合適当なデバイスがなかなか見当たりません。TANDDさんの『おんどとり』が一般的でしょうか?価格が合わないですが。
単に雰囲気温湿度を液晶表示するだけであれば百均でも扱っているのですが。。。

今回ストロベリーリナックス殿より10年以上前からリリースされている、USBRHをLabVIEWで使えないか調査しました。そこそこ使えそうだという判断がついたためライブラリを公開します。
https://strawberry-linux.com/catalog/items?code=52070
既に先人がUSBRHをLabVIEWで使用するという記事を書かれています。一応URLを載せます。
https://www.bsddiary.net/d/20110706.html

ストロベリーリナックス殿が提供するdllは2005製でちょっと古いです。たぶん32bit版で、ソースコードの添付はありません。
また、Exampleも古く、実行ファイルはなんとか動くものの、ソースコードは、現在のVS2015ではコンバートできません。残念です。
とはいうものの、dllとAPIが提供されているのでWrapドライバは作成できました。


VITreeは以下のようになっています。


オブジェクト自体はベクター殿のストレージをお借りしています。

https://www.vector.co.jp/soft/winnt/hardware/se514018.html
https://www.vector.co.jp/soft/winnt/hardware/se514019.html

出来る事は、


USBRHですがOSからはHID準拠デバイスとして認識されるようです。

ベンダーID=1774 プロダクトID=1001 です。

USBViewなるツールで情報取得してみました。

インタフェースクラスとして使用しているようです。

パフォーマンスですが、300msecインターバルが精一杯のようです。SHT-11にはI2Cでアクセスしていると思われますので、そのクロックがそんなに早くないのでしょう。SHT-11自体はセトリングタイム14bitで210msec、8bitで11msecとあります。値を見ている限り14bit精度で動いているようです。

Microsoftが提供するDevConの制御に反応します。ずっと計測していると、何らかのタイミングで停まってしまうことがあります。その場合、DevConで強制的に起こしてやるのも手です。
ライブラリーにツールとして登録しました。使い方はUSBRH_Enable.viを参考にしてください。

ストロベリーリナックス殿はSHT-11単体デバイスも扱っているため、汎用I2C<->USBボードを介して接続することを考えても良さそうです。

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