照度センサTSL2561をLabVIEW環境で使用したい

最終更新日:2016年9月20日

照度計は照らされる面の明るさを数値化するもので、単位面積あたりの光束を測定します。

照度計の使い道は次のようなことが考えられます。

I2Cタイプの照度センサモジュールで照度計測が出来るようにしておく意味はあると考えました。
照度センサモジュールはリリースされているモジュールはさほど多くないようです。

TSL2561を使用したモジュールは何種類かリリースされています。スレーブアドレスの選択が出来なくても良いのであれば、GY-2561が安価でコンパクトだと思っています。2個で\295です。

端子の関係でスレーブアドレスは$39固定です。chip単体では3つのスレーブアドレスから選択できるようです。ボード上にショート端子があるのでここで選択できるのかもしれません。

機能ブロック図が提供されています。照度計の仕組みが読み取れます。

可視光+赤外 赤外のみで分光感度が提示されています。

レジスタは以下のようになっています。

Byteで扱うものとWordで扱うべきものがあるようです。

このデバイスの使い方例を調べました。

  1. コントロールレジスタに値を書込計測を開始します。
    1. PowerOn
    2. ゲイン設定
    3. 積算時間の設定
  2. データレジスタ0/1から値を読込
    1. 可視光のデータ取得
    2. 赤外光のデータ取得
  3. 必要な演算を施して照度値に変換します。
    0 < CH1/CH0 ≦ 0.52 Lux = 0.0315×CH0 - 0.0593×CH0×((CH1/CH0)^(1.4))
    0.52 < CH1/CH0 ≦ 0.65 Lux = 0.0229×CH0 - 0.0291×CH1
    0.65 < CH1/CH0 ≦ 0.80 Lux = 0.0157×CH0 - 0.0180×CH1
    0.80 < CH1/CH0 ≦ 1.30 Lux = 0.00338×CH0 - 0.00260×CH1
    1.30 < CH1/CH0 Lux = 0


VITreeはこんな感じです。


実際にExampleを実行した例を挙げておきます。

校正照度がほしいところです。このLux値が正しいのかどうか判断が付きません。

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