最終更新日:2016年9月20日
照度計は照らされる面の明るさを数値化するもので、単位面積あたりの光束を測定します。
照度計の使い道は次のようなことが考えられます。
- 野菜工場、観葉植物工場での、照度管理
野菜や植物の育成に照度が大きく関与しているため、計測が必要になります。- 学校やオフィス・店頭の照度管理
屋内作業場に必要な照度があります。必要な場所に照度が当たっているかどうか、確認することも必要です。
雨の日と晴れた日では照度が異なるため、照明による補助照度が必要になります。- 照明装置の寿命確認
照度を計測することで、照明装置の寿命を予測が出来たりします。I2Cタイプの照度センサモジュールで照度計測が出来るようにしておく意味はあると考えました。
照度センサモジュールはリリースされているモジュールはさほど多くないようです。
- TSL2561 ほとんどのモジュールは、このチップを使用しているみたいです。
- BH1750 ロームが提供する照度センサです。
- RPR-0521RS ロームが提供する、照度センサ+光学式近接センサです。
- TEMT6000 I2Cタイプではありません。
TSL2561を使用したモジュールは何種類かリリースされています。スレーブアドレスの選択が出来なくても良いのであれば、GY-2561が安価でコンパクトだと思っています。2個で\295です。
端子の関係でスレーブアドレスは$39固定です。chip単体では3つのスレーブアドレスから選択できるようです。ボード上にショート端子があるのでここで選択できるのかもしれません。
機能ブロック図が提供されています。照度計の仕組みが読み取れます。
可視光+赤外 赤外のみで分光感度が提示されています。
レジスタは以下のようになっています。
Byteで扱うものとWordで扱うべきものがあるようです。
このデバイスの使い方例を調べました。
- コントロールレジスタに値を書込計測を開始します。
- PowerOn
- ゲイン設定
- 積算時間の設定
- データレジスタ0/1から値を読込
- 可視光のデータ取得
- 赤外光のデータ取得
- 必要な演算を施して照度値に変換します。
0 < CH1/CH0 ≦ 0.52 Lux = 0.0315×CH0 - 0.0593×CH0×((CH1/CH0)^(1.4)) 0.52 < CH1/CH0 ≦ 0.65 Lux = 0.0229×CH0 - 0.0291×CH1 0.65 < CH1/CH0 ≦ 0.80 Lux = 0.0157×CH0 - 0.0180×CH1 0.80 < CH1/CH0 ≦ 1.30 Lux = 0.00338×CH0 - 0.00260×CH1 1.30 < CH1/CH0 Lux = 0
VITreeはこんな感じです。
実際にExampleを実行した例を挙げておきます。
校正照度がほしいところです。このLux値が正しいのかどうか判断が付きません。 |
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