XY-LPWMをLabVIEWから制御したい

最終更新日2021年3月2日


XY-LPWMは矩形波形信号生成器です。入力電圧(3.3V〜30V)でその電圧振幅の矩形波を出力します。
設定周波数は1〜150kHzです。
8bitマイコンチップで制御しており、PWM端子から信号出力している様です。
タクトボタンにて周波数とDuty比が変更出来ますが、周波数変更をタクトボタンで実行しようとすると結構大変です。そこでシリアル通信による直接制御を実施することで一気に設定出来てしまいます。

コマンド体系が特異であり、LabVIEWでコントローラを作りました。そこそこ便利に使えます。振幅の変更設定も外部制御可能な可変電圧の電源を使用すればいいのでしょうが、XY-LPWMはそこまでは検討されていないようです。

XY-LPWMはモータ駆動を目的としたモジュールなのかもしれません。電圧固定で可変周波数・可変DUTYなので、どんなモータが対象なのでしょうか?PCファンでPWM制御可能なユニットのドライブは出来そうです。


VIは以下のようになっています。※画をクリックするとVIの説明に入ります。


オブジェクト自体はベクター殿のストレージをお借りしています。

https://www.vector.co.jp/soft/winnt/hardware/se522090.html

https://www.vector.co.jp/soft/winnt/hardware/se522091.html


LabVIEWとXY-LPWMとの間はUSB-UART変換モジュール・ケーブルを使用します。
直接RS232Cポートと接続することも可能ですが、XY-LPWMはTTLレベルの信号である必要があります。

今回はWavesというブランドの『USB シリアル 変換ケーブル』 を使って動作確認しました。このケーブルには PL2303HX というchipが搭載されています。このchipのドライバは当時はWindowsUpdateでのインストールは出来ませんでしたが、

https://www.prolific.com.tw/US/ShowProduct.aspx?p_id=225&pcid=41

からドライバのダウンロードは出来ました。

LabVIEWからアクセスする場合はアプリケーション側で通信条件を再設定します。固定値で埋め込んでいます。
注意すべきは送信(書込)時、デリミタ(\n)を含めるとうまくゆかないという事が判っています。
また受信時もデリミタ(\n)まで読み込むにしてしまうと、“read”コマンドによる現在値取得時に周波数値を受信してバッファ内の残データを消してしまうようで注意が必要です。

残念ながらXY-LPWM側のソースコードが見つかっていないため詳細な内部構造が把握できていませんが、相当品は作れそうです。
しかし、このXY-LPWMモジュールの販売価格が2$です。このコストには太刀打ちできないと思っています。

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