最終更新日:2020年10月27日
WindowsOS環境下でArduinoIDEをインストールし、幾つかの手続きをすることで、USB接続或いはWiFi接続されたESP32/ESP8266に対して、Arduinoライクにプログラムを書き込む事が可能になります。
ArduinoIDE>ツール>ボード にて『ESP32 Arduino』が選択出来るようになれば環境整備完了となります。
『ESP32 Arduino』に搭載されているサンプルスケッチは殆ど普通にコンパイル出来、ESP32に書き込んで使えます。
ライブラリもI2Cモジュールなら殆ど動く様な気がします。が、SPI接続はNICをはじめ選りますね。ESPがWebserverライブラリ等をオーバーライドしているためサードパティのライブラリは引っかかるみたいです。USB接続でスケッチを書き込む場合、ダウンロード開始時にbootボタンを押す必要があります。これって結構面倒です。開発ボード内で自動書込出来るような回路構成を取っているモノもあるようですが、、この作業、ESPに触れて最初に躓きました。
シリアルの転送速度ですが921600bpsを可成り高速です。1.3MBのスケッチを書き込むことを考えるとこのくらいの速度が無いと耐えられないです。と云う事も有り、スケッチの書込をOTAという仕組みで実現する事をお勧めしたいです。ESP32はOTA(Over The Air)というWiFi経由での書込が出来ます。この仕組みを使うにはスケッチ内にこの仕組みのテンプレートを埋め込んでおく必要がありますが、この仕組みだと明らかに転送速度が速いです。また書込完了後に自動リスタートできるので調子いいです。更新のためにUSBケーブルの付け替えが要らないわけです。
この辺りの情報を纏めておきたいと思います。
まずArduinoIDEの環境整備についてです。こちらの手順はhttps://github.com/espressif/arduino-esp32に記載があります。ここによると、Arduino IDE BoardsManagerを使用したインストールを推奨しています。この手順で問題ないと思っています。
いずれのOSに於いても、
- Arduino IDEの最新版をダウンロードしてインストールします。Windows版は2020年10月27日時点で『ARDUINO 1.8.13』のようです。
- IDEを実行し、[設定]ウィンドウを開きます。
[追加のボードマネージャーURL]フィールドに
https://raw.githubusercontent.com/espressif/arduino-esp32/gh-pages/package_esp32_index.json
を追加します。
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- [ツール]> [ボード]メニューからBoardsManagerを開き、esp32プラットフォームをインストールします。
(インストール後に[ツール]> [ボード]メニューから適当なESP32ボードを選択することを忘れずに行います。
![]()
- スケッチ例からArduinoOTAからOTAWebUpdaterを実行して雰囲気を確認してください。
もしStationモードでWiFi接続することを検討している場合、#include "arduino_secrets.h"の使い方を流用すべきかと思います。
参照:https://www.arduino.cc/en/Reference/WiFiNINABeginAP
オブジェクト自体はベクター殿のストレージをお借りしています。
https://www.vector.co.jp/vpack/browse/person/an051501.html 免責事項
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