「チョコ停」カメラ考察

最終更新日 2022年7月25日

トレイルカメラの調査をしていて、ふと思いました。以前検査装置を納めた工場でのトラブル対策で因幡電機産業の「チョコ停ウォッチャー」導入を勧めました。結局のところ原因が特定出来たので導入に至ったのかどうかは定かではありませんが、安価なドライブレコーダを工場内のトラブル監視に使用出来るこのデバイスは、トラブル発生時に、そのトラブルが発生した前後を画像記録に残すことが可能という意味で大変重宝かと思います。

トレイルカメラはトリガ信号が入ってから一定期間の撮像をして保存するというモノです。これだと工場トラブル発生後の映像が残るだけで、このエラーが発生した起因を追及出来ません。発生した現象の再現性によっては大きな問題となります。センサが検知し、PLCに通知されたエラーを起点にその事象発生前の状況を事象発生後に確認出来れば原因と対策がスムーズに明らかに出来るはずで、コストパフォーマンスは計り知れないと思います。

因幡電機産業の「チョコ停ウォッチャー」は第一世代が既に生産終了し、今は第二世代のようです。売れているのかな??
ただ、この手の一種のアイデア商品は他社からもより安価なモノ或いは高機能なモノが出てきて然りなのですが出てないように思います。

チョコ停はドライブレコーダの改良型です。電源が入ったら常に内部メモリにキューイングしながら撮影します。トリガが入ったら、キューイングしたプレデータとトリガ後の所定時間撮影したデータを1ファイルにして書き出します。
トリガはPLCからでもいいですし、直接センサからとってもいいですね。マニュアル/エマンジェーシボタンも並列して使えるといいですね。※チョコ停には本体に「TRIG」ボタンが用意されています。

ドライブレコータの改良型ですので、時刻データはもちろん、当然音声も同時に記録が残せます。また、コンテナ形式次第ですが、計測データを一緒に保存することも可能です。温度湿度など、環境情報を同時記録しておくことは重要です。

問題が発生した現場ですぐにモニタ上に映像を流すことが出来れば、そのエラーが運転再開しても大丈夫なモノなのかの判断が出来る可能性が高いです。これによって、MTBF(平均故障間隔)およびMTTF(平均復旧時間)を短く出来るわけで、工場維持担当者にとってはとても有意義な装置だと思います。

ここでもRTCは重要です。幸いIB-MCT001であればネットワーク接続が出来NTCによる時刻同期が可能かとおもいます。※IB-MCT001はLCDモニタが装備されていないため、ネットワーク越しにPC画面での監視となります。これだと複数台を一画面表示も出来良さげです。


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