XY-LPWMをLabVIEWでセットする 最終更新日:2020/11/9
XY-LPWMというカウンタユニットをLabVIEWで設定することにします。
XY-LPWMはPWM パルス周波数、デューティ ・ サイクル調整可能なモジュール方形波、矩形波信号発生器と定義されています。
メーカはよく判りません。そのためか資料もありません。Web検索してそれらしい情報を集めてここで資料化しておきます。
このXY-LPWMはシリアル通信可能なので、PCから制御出来るように検討します。
https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/A1R7QdmPRhL.pdf亜種を紹介します。
@ XY-PWM ケース付きの矩形波信号発生器 A XY-KPWM ケース付きの矩形波信号発生器
操作性の改善B XY-LPWM3 出力3chの矩形波信号発生器です。
周波数は1つでDutyが3つ基本ブロック図がありました。通信等の制御はN76E003AT20で行っており、PWM制御も行っているため、精度が落ちるようです。
LCDドライバはHT21Bです。N76E003AT20はSTM8S003F3P6とピン互換ですが、プログラムコードは異なります。
正極性の信号しか扱えないのが辛いところですね。一般的なFG装置は出力インピーダンス50Ωで±10Vに対応しています。
J3という端子はプログラミング用の端子のようです。実際、プログラムを書き換えて異なる用途で使われている方が見えるようです。
J3 ICP Pin Signal 1 +3.3V (supply) 2 NRST 3 SWIM and serial console 4 STM8S003F3P6 Vcap (do not connect) 5 GND
1 | 動作電圧 | 3.3 〜 30 V |
2 | 動作周波数 | 1〜150K Hz |
3 | 周波数精度 | 2% |
4 | 出力電流 | 5〜30mA |
5 | 出力振幅 | 電源電圧に等しい |
6 | 動作温度 | -20 〜 + 70 ℃ |
7 | サイズ | 55x35x8mm 13g |
XY-LPWM(3)にはシリアルポートが用意されており、USB-UART変換ケーブルがあれば、PCと接続して周波数及びDuty比の変更等が瞬時に出来ます。実際にやってみると結構便利です。
シリアル通信仕様 1 ボーレート 9600bps 2 データビット 8 3 ストップビット 1 4 パリティビット なし 5 フロー制御 なし 6
機能1:周波数セット F101 101Hzにセット 001〜999 F1.05 1.05Hzにセット 1.00〜9.99 F10.5 10.5Hzにセット 10.0〜99.9 F1.5.0 150KHzにセット 1.0.0〜1.5.0 7
機能2:Duty比セット D050 Duty50% 000〜100 8 機能3 パラメータ読込 read ※小文字 F156\nD052\n 設定コマンド送信後実行成功したら『DOWN\n』が返ります。
コマンドミスや実行エラーの場合『FALL\n』が返ります。LabVIEWでプログラムを組んでみました。
- LabVIEW2014で作りましたが、現在『LabVIEW 2020 Community』が無償で使用できますので、こちらを利用し自動コンバートして戴ければと思います。
- LED表示に『LED7SEG_Standard.ttf』を使用しています。https://crow11.cside.com/tori/led7seg_standard.lzhからダウンロードしてください。
- 実行するとすぐにデバイスにアクセスして現在値を読み取りに行きます。デバイス識別子が異なっていたりすると、『read』コマンドに対する結果が返りません。デバイス識別子の間違いがありましたら、そのまま修正してください。
XY-LPWMは矩形波しか出力出来ないクロックジェネレータですが、出力電圧10V以上を気軽に実現出来るという意味で興味深いです。
また、ディスプレイも明るくてコントラストも十分。この点は好感が持てます。
操作性ですが、長押しすれば大きな数値変更も素早く出来るモノの、直接数値設定するにはPCからの制御は必要かと思います。
クロックの精度ですが、オシロスコープで見る限りジッタはそこそこあります。精度2%が物語っているようです。
- 正弦波、三角波が出力出来ると良かった。
- マイナス側の信号も出力出来ると良かった。オフセットで対応してくれるとうれしいです。
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