最終更新:2017年9月8日
SDカードシールドには幾つかのモジュールがありますが、RTC機能を用意したモジュールも出ています。オリジナルはAdafruit社のXD-204というシールドかと思います。
Data Logging shield として用意されています。
https://www.adafruit.com/product/1141
https://cdn-learn.adafruit.com/downloads/pdf/adafruit-data-logger-shield.pdf
機能 ArduinoPin 意味合い アサイン SD D12(固定) データ入力 MISO D11(固定) データ出力 MOSI D13(固定) シリアルクロック SCK D10(固定) チップセレクト CS RTC($68固定) A4(固定) i2cデータライン RTC_SDA A5(固定) i2cクロックライン RTC_SCL SDカードを使ってロギングする場合タイムスタンプは重要です。RTCモジュールもいくつかありますが、バックアップ電源が二次電池で特殊なものを使用するタイプだったりすると返って使いづらいです。そこでXD-204:Data Logging shieldです。HiLetgoで\310(電池別)です。安いです。SPIのクロック次第でそこそこの書き込み速度になります。
電池はCR1220です。ダイソーで入手可能です。一次電池で扱えた方が楽です。電池寿命は1年以上大丈夫だと思います。
※Adafruit社1141の記載では、5年以上とのことです。(the battery will last 5 or more years)
※ZS-042と云うモジュールはリチューム二次電池(LIR2032)を装備する必要があります。同じ形の一次電池CR2032を装着すると熱くなって危険です。XD-204用のライブラリをadafruitは提供していないようですが、SD.h(SDFat.h)、RTClib.hをインクルードすれば普通に使えます。
MEGA2560にこのシールドを使用する事は出来るようですが、DUOだと難しそうです。
MPUがSTM32であれば、OLIMEXINO-STM32なんか良さそうです。
https://www.olimex.com/Products/Duino/STM32/OLIMEXINO-STM32/
RTCを内蔵しており、MicroSDカードを装備しています。ただ、STM32duinoに切り替えただけで使用できるわけではないようです。このモジュールは呼吸動機案件で使いやすそうでしたので採用したいと思います。
このモジュールの型番は間違っていました。Adafruit社の商品にXD-204と云う型番はありません。Data Logging Shield for Arduino と云う商品が1141という型番で販売されています。また、RevBと云う商品もあるようです。
XD-204というのはKEYES社のモノのようです。
https://en.keyes-robot.com/productshow.aspx?id=538
しかし、ここでは資料やライブラリを提供していません。怪しいです。手元にある商品はシルクにてDEEK-ROBOTという印刷がされています。
https://www.deek-robot.com/
会社は存続しているのですが、本商品の紹介はされていません。もちろん情報提供も無いです。
当初 このData Logging Shield はMEGA2560R3で使用できるモノと思っていました。UNOで使用できることは確認したのですが、MEGA2560に挿してみたところ、スケッチをレタッチしてMEGA用にpinアサインを変更してビルドしたのですが動かないことを確認しました。資料が無いのでどうしたモノかと思いましたが、Adafruit社1141の資料にヒントがありました。MEGAで使用するためには物理PINが異なるため対策が必要です。Adafruit 1141 RevBはこの対策が出来ており、素直に使える様ですが、XD-204の場合、パタンをレタッチしないと使えないようです。
ただ、このボードはその辺りを考慮済みなのか、パターンカットや、ジャンパ配線がしやすいです。以下のようなレタッチを行い、スケッチのpinアサインを修正すれば使えます。
※R3のボードで無いとPINが収まらない部分があります。その意味でR2以前は不可という扱いなのかもしれません。
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