最終更新日2023年4月6日
※2023年4月6日 xilisoft 「MP4変換」はフレームレート出力 30000/1001 が実現出来ないようです。
YouTube等に過去のTV番組が掲載されています。今では有料配信サービスとして過去の番組が放映されています。2020年のコロナ禍の中、過去のTV番組が一挙無料再放映されることもありました。
いくら無料放映と云っても従量制の通信ラインを使用していては、その通信料金は相当な金額になるかと思います。一旦録画してDLNAライブラリに登録しておくのも一手かと思っていたのですが、いざSTB経由で視聴しようとすると再生出来ない動画ファイルが結構あったりします。
STBは、TV内の動画再生に比べ対応フォーマットが豊富です。
スマートテレビで再生出来るとはいうものの、H.264、MPEG-1、MPEG-2等限られています。STBはこれ以外にも多彩なフォーマットを謳っていますが、USBとか、SDカードを介した場合で、ネットワーク経由だと再生出来ないモノも多々あるようです。また、コンテナの中にどのようなコーディックのデータも搭載できるモノの、拡張子とコーディックの関係で再生出来ないモノも多々あるようです。MKV(Matroska Video)というコンテナにMP4でコーディックされたものは再生拒否するSTBも拡張子をMP4に変更すると再生出来たりします。
解像度の高すぎるフォーマットで再生出来ないモノもあります。FHDだと1920×1080ですがインタレースとプログレッシブではデータ量が違いすぎて時間内に処理仕切れずに再生に失敗するというケースもあります。結局のところテレビ画面はFHDで有ったもSD品質のファイルをアフィン変換してきれいに再生出来ることもあり、DLNAライブラリに登録する動画ファイルはある程度の品質でありきたりなエンコーディングとし、圧縮率やビットレートをそこそこの値で抑えることも重要かと思います。その意味で、再生出来ない動画ファイルはPCで動画変換を行うことを検討しました。
MPEG2のコーディックがライセンスの問題もあり、変換ソフトの無償化を阻害している感があります。フォーマット変換ソフト自体は、マイクロソフトのSDKにて公開されていたこともあり、先人が無償公開していたものです。
ユーザは動画フォーマットを意識せずに、汎用出力出来れば良いと思っている人も多々見える中、少しでも画質が良くファイルサイズが小さいモノを追求する方も見えます。とはいうものの、STBのようなハードウエアで再生するには確実に再生出来るフォーマットに統一しておくことが良いと思っています。Windowsで使用できる動画変換ソフトですが、たくさんあります。殆どのソフトは試用出来ます。しかしその試用制限が気になるところですし、その後のライセンスフィーも気になります。手元で検証したモノを紹介しておきたいと思います。
編集機能のあるソフトは高価です。編集は要りません。フォーマット変換だけです。
名称 | メーカ | 使用制限 | GPU | ライセンスフィー | |
@ | MediaCoder | phpBB | 1ファイルずつならほぼ制限無し | ○ | PC1ライセンス119AUD |
A | 動画変換 | xilisoft | 3分間 | ○ | \3780 1PC |
B | GOM ENCODER | GOM |
10分+WATERMARK UIはわかりやすい |
○ | \3800 1pc |
C | MP4変換 | xilisoft | ○ |
\3780 ただ、セール割引が大きい |
|
D | MediaEspresso | CyberLink Corp | 体験版として機能制限版が配布されています | ○ | \3980 |
E | スーパーメディア変換 | Wondershare | ○ | \4580/年 1台 | |
F | XMedia Recode | UIが判りづらくてパス | ○ | ||
G | Prism | NCH Software | 有料版があり、画質に制限を掛けている模様 | ○ | |
H | Full Video Converter | Softonic | 3分間 | CUDA | \49.95/1台 |
- 有料版を無償で1ファイル変換するには“MediaCoder”だけ対応していた。
- 試用なので時間制限は我慢できても、WaterMarkを強制的に入れられてしまうのは対象から避けておきたい
- xilisoftのMP4変換はセールス価格\1320で安い。xilisoftの別ソフトを愛用していることもあり、お勧めです。
- MediaCoderはUIがちょっと判りづらいのですが、1ファイル毎のファイル変換だと制限無く変換できる模様。元ファイルの情報が確認出来るのも好感が持てる。ビットレートなんかも調整出来るため、試用としてはとても有意義なんですが、ライセンスフィーが高すぎです。5台分のライセンスとしても一台あたり$60程度にしか落ちない。ただ、オーストラリアドルなので日本円で\9000(119AUD)
このような目的でPCでの動画変換を行うのであれば、バッチ処理が出来ないと辛いところです。また、出来ればGPUを使って高速化/時短したいです。有料ソフトは殆どGPU対応していますので、ライセンスフィーを払ってでも使いやすいソフトを検討したいです。
2023年4月6日 xilisoft 「MP4変換」はフレームレート出力 30000/1001 が実現出来ないようです。
こんなことを書くのは、NTSCに準拠した画像フォーマットに変更したく、オリジナルファイルのプロパティを確認し、フレームレートが29700/1000 となっているファイルを 30000/1001に変換したいと思いました。他の項目は特にオリジナルを弄る必要はありません。理由は、LGのスマートTVで 対応していないフォーマットを調査したところ、フレームレートが29.97fpsでも 29700/1000 のパタンを未対応とすることが判ったからです。
※そもそも LGのスマートTV は未対応のフォーマットが多いです。取説を見る限り殆どのフォーマットをサポートしている様に見えるのに実際は細かな部分で拒否するようです。
ただ、パナソニックのVIERAの場合はもっとフォーマットにシビアみたいなのですが、、、変換後のフレームレートが 30000/1001 に変換出来る変換ソフトについては現在調査中です。
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