最終更新日:2017/6/30
最近アマゾンHiLetgoからArduino/Raspberry関連の部材を購入することが多くなりました。とりあえず使ってみたいのにオリジナル品は高価なのでコピー/中華品で代替して過ごす日々です。
HiLetgoとしているのは、とりあえず品物が届くという期待が持てるからです。船便の都合二週間掛かることもありますが、HiLetgoからの発送自体は注文の翌日のようです。タイミングさえあえば1週間で届くようです。で、今回は特に目的も無くカメラモジュール『OV5647』を購入しました。オリジナルはRaspberry財団がリリースするモノなのでしょうね。
- 今回購入したモノはV1.3とあり、いくらか前のバージョンのようです。秋月で扱っているelement14版は\3080です。※パッケージから正規品と判断しました
- サインマートでもコピー品を扱っているようです。\1599
- HiLetgoは\890ですから如何に安いかと云うことですね。1/3以下です。コネクタケーブルも付属しています。
- HiLetgoから購入する場合全く資料が付きません。そのため、秋月等で正規品が扱われており、資料が存在することが前提となります。
カメラが使えるように設定を変更します。
- RaspberryPiを起動します。今回はRaspbianPIXEL版で確認しました。
- LXTerminalを起動して
sudo raspi-config
と入力します- 設定画面が出たら 5 Enable Cameraという項目を選択します。
※PIXELの場合、Raspbian Jessieとは設定メニューがちょっと違うようです。
当然ですが、GUIの設定メニューからもアクセスできます。手元の環境だと設定後フリーズするので気にはなります。
![]()
- 設定完了後は再起動をします。
接続は、RaspberryPiのカメラ専用コネクタに接続するだけです。
- カメラコネクタを引き上げます。
- フラットケーブルの接点がマイクロSD側を向いた状態で挿入します。
- コネクタを引き上げたときにコネクタ接点の方向を確認してください。また、フラットケーブルの端子面向きにも注意します。印刷面にとらわれない事
- フラットケーブルを挿入できたらコネクタを引き下げて接続完了です。
使ってみます。LXTerminalを起動し、
raspistill -o image.jpg と入力すると、ライブ撮影が始まり、1秒ぐらいすると静止画をrootに“image.jpg”として保存します。サイズは5M(2592×1944px)です。
標準ライブラリで使えると云うこともあり、機能は限られるようです。
raspistill -t 0
上記のコマンドはraspistill(後述)の-tオプションに"0"ミリ秒を指定して、Ctrl+Cを入力するまでプレビュー画像を撮影し続ける方法です。専用コマンドとして以下のものが紹介されています。※
- raspistill : 静止画用の画像データ取得コマンド
- raspiyuv : YUV形式でデータ画像を取得するコマンド
- raspivid : H264形式で動画を撮影するコマンド
- raspividyuv : YUV420形式で動画を撮影するコマンド
使い方は財団の公式説明書で確認出来ます。
https://www.raspberrypi.org/documentation/raspbian/applications/camera.md指定したフレームレート(5fps)で5秒クリップを記録します。
raspivid -t 5000 -o video.h264 -f 5 別の解像度でキャプチャを取る:
raspistill -t 2000 -o image.jpg -w 640 -h 480
“Scratch 2.0”というアプリケーションをインストールするとGUIでこのカメラモジュールが扱えるという情報がありました。
PIXELには“Scratch 1.4”がプレインストールされています。この“Scratch 1.4”で確認したところ、撮影できます。ただ、細かな設定等々はよくわからない状況です。
“Scratch”自体が開発環境とのことですが、このあたりも判らない部分があります。
- コスチューム タブを叩くと カメラ ボタンが見えます。
- このボタンを押すとライブ撮像を開始します。
- キャプチャボタンを押すとコスチュームに転送されます。
- サイズの変更等々の設定はよくわかりません。
【関連書籍紹介】
Raspberry Piでデジカメを作ろう! Kindle版
【余談】
カメラマウントなるモノが商品化されています。
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