RaspberryPI3でカメラモジュールOV5647 を使ってみた

最終更新日:2017/6/30


最近アマゾンHiLetgoからArduino/Raspberry関連の部材を購入することが多くなりました。とりあえず使ってみたいのにオリジナル品は高価なのでコピー/中華品で代替して過ごす日々です。
HiLetgoとしているのは、とりあえず品物が届くという期待が持てるからです。船便の都合二週間掛かることもありますが、HiLetgoからの発送自体は注文の翌日のようです。タイミングさえあえば1週間で届くようです。

で、今回は特に目的も無くカメラモジュール『OV5647』を購入しました。オリジナルはRaspberry財団がリリースするモノなのでしょうね。


カメラが使えるように設定を変更します。

  1. RaspberryPiを起動します。今回はRaspbianPIXEL版で確認しました。
  2. LXTerminalを起動して
    sudo raspi-config

    と入力します
  3. 設定画面が出たら 5 Enable Cameraという項目を選択します。

    ※PIXELの場合、Raspbian Jessieとは設定メニューがちょっと違うようです。
    当然ですが、GUIの設定メニューからもアクセスできます。手元の環境だと設定後フリーズするので気にはなります。
  4. 設定完了後は再起動をします。

接続は、RaspberryPiのカメラ専用コネクタに接続するだけです。

  1. カメラコネクタを引き上げます。
  2. フラットケーブルの接点がマイクロSD側を向いた状態で挿入します。
  3. コネクタを引き上げたときにコネクタ接点の方向を確認してください。また、フラットケーブルの端子面向きにも注意します。印刷面にとらわれない事
  4. フラットケーブルを挿入できたらコネクタを引き下げて接続完了です。


使ってみます。LXTerminalを起動し、

raspistill -o image.jpg

と入力すると、ライブ撮影が始まり、1秒ぐらいすると静止画をrootに“image.jpg”として保存します。サイズは5M(2592×1944px)です。
標準ライブラリで使えると云うこともあり、機能は限られるようです。

raspistill -t 0

上記のコマンドはraspistill(後述)の-tオプションに"0"ミリ秒を指定して、Ctrl+Cを入力するまでプレビュー画像を撮影し続ける方法です。

専用コマンドとして以下のものが紹介されています。※

使い方は財団の公式説明書で確認出来ます。
https://www.raspberrypi.org/documentation/raspbian/applications/camera.md

指定したフレームレート(5fps)で5秒クリップを記録します。
raspivid -t 5000 -o video.h264 -f 5

別の解像度でキャプチャを取る:
raspistill -t 2000 -o image.jpg -w 640 -h 480


“Scratch 2.0”というアプリケーションをインストールするとGUIでこのカメラモジュールが扱えるという情報がありました。
PIXELには“Scratch 1.4”がプレインストールされています。この“Scratch 1.4”で確認したところ、撮影できます。ただ、細かな設定等々はよくわからない状況です。
“Scratch”自体が開発環境とのことですが、このあたりも判らない部分があります。


関連書籍紹介】

Raspberry Piでデジカメを作ろう! Kindle版


余談】

カメラマウントなるモノが商品化されています。


戯言(nonsense)に戻る


免責事項

本ソフトウエアは、あなたに対して何も保証しません。本ソフトウエアの関係者(他の利用者も含む)は、あなたに対して一切責任を負いません。
あなたが、本ソフトウエアを利用(コンパイル後の再利用など全てを含む)する場合は、自己責任で行う必要があります。

本ソフトウエアの著作権はToolsBoxに帰属します。
本ソフトウエアをご利用の結果生じた損害について、ToolsBoxは一切責任を負いません。
ToolsBoxはコンテンツとして提供する全ての文章、画像等について、内容の合法性・正確性・安全性等、において最善の注意をし、作成していますが、保証するものではありません。
ToolsBoxはリンクをしている外部サイトについては、何ら保証しません。
ToolsBoxは事前の予告無く、本ソフトウエアの開発・提供を中止する可能性があります。

商標・登録商標

Microsoft、Windows、WindowsNTは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
Windows Vista、Windows XPは、米国Microsoft Corporation.の商品名称です。
LabVIEW、National Instruments、NI、ni.comはNational Instrumentsの登録商標です。
I2Cは、NXP Semiconductors社の登録商標です。
その他の企業名ならびに製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。
すべての商標および登録商標は、それぞれの所有者に帰属します。