生成AIに於けるNVIDIAの優位性って?

最終修正日:2024/03/19

※2024年3月19日 「Blackwell」 GTC 2024において発表

2024年2月22日早朝、NVIDIAの決算発表が有りました。2023年11月〜24年1月期決算は、純利益が前年同期比8.7倍という発表で、売上高はアナリストの予想平均(219億ドル)を10%上回る240億ドルだった。これに伴い、世界で最初に開く日本市場にて日経平均が過去最高値をたたき出した。お祭り騒ぎです。※特に証券会社の中継でクラッカーまで鳴らしていました。

生成AIの話題がNVIDIAの株価に大きく関わっていることは確かです。
生成AIには学習データを大量に処理するため並列処理性能が重視されます。NVIDIAのフラグシップGPU「H100」はこの用途に重宝され、GPGPUメーカであるAMDやINTELに対して優位な状態です。
市場関係者の話ではあと数年はNVIDIAの寡占かということです。

NVIDIAとAMDの違いは何なのか?ハードウエア処理能力の比較ではAMDも決して引けを取らないと思います。とするとソフトウエアの差なのかと考えます。NVIDIAはCUDAという環境を提供しており、この使い勝手が優位性の理由なのでは無いかと自分は考えています。
GPGPUとしてCUDAはアドパンテージは確かにあると感じています。ユーザー数が物語っているように思います。CUDAに特化した優秀なライブラリが効果的なプログラミング支援をし、ユーザ数の増加や底辺拡大を促しているのかと考えます。

AMDはCPUとGPUと組み合わせで考えると、INTELよりもアドバンテージがあるし、NVIDIAよりも柔軟に対応出来ると思うのですが、株価はちょっと引き離された感があります。
でも同じような動きなので何か優位性が見つかれば逆転在処と思います。


2024年3月19日 NVIDIAは、新しいアーキテクチャー「Blackwell」を採用したGPUを発表したね。
「H100」に採用されていたアーキテクチャ「Hopper」に比べ演算処理性能を大幅に高めたとのことです。
ただ、その前提が新しい4ビットの浮動小数点演算(FP4)による高速化とありました。4ビットのフロートって何って感じです。INT4と云うデータ型は確かに有りますが、SQLなんかでは4bitではなく4バイトであり、Cだとint32ですね。int8は定義されているようですがint4というのは定義されていないようです。
FP16=float16は存在するようです16bit浮動小数点数で、NVIDIAとMicrosoftが共同でGPUに採用した仕様だそうです。
符号ビット: 1ビット、指数部: 5ビット、仮数部(または小数部): 10ビットだそうです。
で、その先のFP8とかFP4は定義が見つかりません。

新しい情報を得たら更新したいと思います。


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