最終更新日:2021年7月31日
コロナ禍で室内換気が叫ばれる中、その判断基準として炭酸ガス濃度を採用していると云う情報を見かけます。
AMS社からリリースされているCCS811というガスセンサを購入し調査しましたが、測定値が安定しません。誰もいない部屋での計測であれば殆ど変化しないはずでしょうが、とんでもなく変化します。5000ppmを超える数値も出ます。これでは使えません。
先人が炭酸ガス濃度計測するならNDIR方式(Non Dispersive InfraRed(非分散型赤外))でないとダメという書込をしている事を見かけ、NDIR方式の調査をしました。
分散/非分散の違いを示す画がありました。国立環境研究所地球環境研究センターのサイトを引用します。CO2モニター普及協会のWebサイトに興味深い情報を見つけました。NDIR方式のCO2濃度計測はアルコール等の影響を受けない測定原理であり、CO2モニター普及協会としてはNDIR方式以外は認めていない様です。
計測原理については押野電気の情報がいいのかと思います。とはいうものの押野電気は光源のみのようでセンサユニットとしては提供していないようです。
市場にあるセンサモジュールを検索しました。オリジナル製造品がなかなか特定できないという状況ですが、、
外観 | 備考 | |
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MH-Z19というモジュールです。 CO2濃度測定範囲 :0〜5,000 ppm |
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MH-Z14Aというモジュールです。 CO2濃度測定範囲 :0〜5,000 ppm |
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アナログデバイス社が提供する評価センサでCN0338というものです。 CO2濃度測定範囲 :0〜5,000 ppm |
C |
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K33-LPというセンサです。 azbil社のAI-7286-R2.2に使用されているモジュールのようです。 CO2濃度測定範囲 :0〜5,000 ppm |
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Sensirion AG社からもセンサモジュールが出ていました。 CO2濃度測定範囲 :400〜10,000 ppm |
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DFROBOT-SEN0219というモジュールもあります。 CO2濃度測定範囲 :0〜5,000 ppm |
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Telaire T6703 CO2モジュール CO2濃度測定範囲 :0〜5,000 ppm |
コロナ感染対策の一つとして屋内換気を要求されます。一定時間毎に窓を開けるという方法もあるかと思いますが、対流のある環境であればCO2濃度センサによる監視を行い、その濃度によって換気度合を決定する運用もされているようです。
実際、ラジオで大川興業・大川総裁が手持ちの二酸化炭素濃度モニタを持ってお店内で換気調査をしたと云っています。換気を意識しているお店とそうで無いお店は明らかな数値差があるようです。意識しているお店は1000ppmを遙かに下回っているようです。巷の飲食店でもコロナ対策の構成品として用意しているようですが、店頭にちょんと置いているだけで、換気不十分な場所の対策調査をしている様な形跡のないお店も多々あるようです。形骸的な扱いでは問題ですね。
HPに紹介されている二酸化炭素濃度モニタ装置を調査して見ました。
NDIR方式で大きなディスプレイ 価格は一万円前後という印象を持っています。ただ、殆どが中国製ですね。
電池乃至は充電式なので移動計測可能です。
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HATUSOKU \13000 NDIR方式 |
A |
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¥4,980 NDIR方式 |
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¥7,990 NDIR方式 400-5000PPM |
C |
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¥5,599 NDIR方式 400-5000PPM |
D |
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¥5,679 NDIR方式 400-5000PPM |
E |
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SK121R ¥7,800 NDIR 0−9999PPM |
F |
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¥16,900 NDIR 0-9999ppm |
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