最終更新日 2024年12月11日
仕事用に使用しているPCは、Windows7用のSSDとWindows10用のSSDが共存するデュアルブート環境です。
なぜかWindows7をメインで使用していますが、未だ、納品物のメンテナンスサポートが続いており、維持せざるを得ません。
一方、新規案件はWindows10環境で行っています。残念ながらWindows11への移行は不可能なM/B、CPU,noTPMです。そんなWindows10環境のSSDなのですが、120GBSSDなんです。空き容量10%を切って赤表示となっていました。
この環境を構築した6年ほど前では存在しなかった1TBSSDが、当時の120GBSSDの価格よりも低価格で入手出来る現状を鑑み、1TBSSDを2基購入し、Windows7側SSDとWindows10側SSDを同時にマイグレーションすることにしました。その過程で発生したトラブルについて備忘録として残しておきます。
- 購入したSSDはキオクシアのSSD-CK960S/J です。単に安価だからです。\7980/1個でした。
- マイグレーションに使用したツールは『ACRONIS TRUE IMAGE 2016 ブータブルDVD』です。
『Acronis TrueImage Home 2009』を常用していたのですが、USB3.0に対応していないため使えませんでした。
『ACRONIS TRUE IMAGE 2016 ブータブルDVD』はUSB3.0に対応しており、ワイヤレスマウスも使えました。
- 外付けUSBケース(USB2.0)を別途用意して作業することにしました。内部SATAも使えるはずなのですが、やはり外付けケースでの作業の方がリーズナブルと判断しました。
- 『ACRONIS TRUE IMAGE 2016 ブータブルDVD』からPCを起動して、TrueImageを実行します。
- 『ツールとユーティリティ』から『ディスクのクローン作成』を選択します。
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- コピー元としてまずWindows10のSSDを選択しました。
- コピー先として予め接続しておいたUSB接続のSSD-CK960S/Jを選択します。
- ディスクコピーを実行します。※特にパラメータを弄る必要は無いようです。
120GB、30分程度で完了する予想が立ちましたが、実際には60分かかりました。
実行後に完了後シャットダウンをチェックしておきます。再起動してしまうと次の作業準備が出来ません。- シャットダウンしたら、USB接続のSSD-CK960S/Jを付け替えます。Windows7用分です。
- 再度、『ACRONIS TRUE IMAGE 2016 ブータブルDVD』からPCを起動して、TrueImageを実行します。
- 『ツールとユーティリティ』から『ディスクのクローン作成』を選択します。
- コピー元としてまずWindows7のSSDを選択しました。
- コピー先として付け替え接続しておいたUSB接続のSSD-CK960S/Jを選択します。
- ディスクコピーを実行します。※特にパラメータを弄る必要は無いようです。
240GB、で50分という完了予想が立ちましたが、実際には2時間かかりました。- シャットダウンしたら、マイグレーションしたSSD-CK960S/Jを2つ共付け替えるべく、PCケースを開けます。
- 2つのSSDをSATA接続します。
- PCを起動します。すると、ブートに失敗します。ドライブが見つからないようです。
アナウンスとして、OSの起動ディスクで立ち上げて、『スタートアップの修復』を実行しろと言われます。
この場合、Windows10の起動ディスクが必要です。Windows7は無効なOSだと言われます。
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- Windows10の起動ディスクを使用し、『スタートアップの修復』を実行すると、Windows10は起動出来るようになりました。
しかし、デュアルブートの他方、Windows7は起動出来ません。
Windows10を起動し、ツール、EasyBCDを起動します。
EasyBCDは、WindowsOSのスタートアップ設定を簡単かつ迅速に変更し、LinuxやMac OS Xなどの他のOSをデュアルブートできるようにするユーティリティです。元々使用していたためインストール済みでした。
WindowsOSはVista以降 ブート・メカニズムが抜本的に変更され、ブート時に使用する情報はBCD(ブート構成データ)ストアに格納されるようになっているのです。一般にはbcdeditというコマンドライン・ツールを使うようですが、明らかにEasyBCDを使う方がリーズナブルです。
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- EasyBCDを起動すると、Windows7が認識しない原因が判るかと思います。ドライブが指定されていないのです。
コンピュータを開くと、Windows7のドライブは認識されているため、ドライブレターは確認出来ます。
BCDファイルをEasyBCDで編集します。ドライブレターを修正するだけです。
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- PCを再起動し、Windows7を選択して起動すると、普通に起動出来ました。
気になるWindowsライセンスですが、Windows7もWindows10も有効なライセンス認証状態でした。
また、空き容量もちゃんと拡張されています。クローンツールによってはディスクサイズそのままコピーするものがあります。
TrueImageの場合、『自動』で作業すれば無意識に拡張されるようです。ちょっとしたトラブルはありましたが、リーズナブルにSSD容量改善を実施することが出来ました。
TrueImageはクローン作成として使うだけなら製品版ではなく無償提供されているモノがたくさんあります。ただ、特定のHDDメーカのモノしか使えないとか云う制限があるかと思いますので、製品版を購入しておいた方がいいと思っている次第です。
2024年12月11日
Windows10をデフォルトOSにした場合と、Windows7をデフォルトOSにした場合で、起動時のOS選択画面が異なります。
これまでWindows7をデフォルトOSにしてきたため、Windows10をデフォルトOSにするとOS選択画面が異なることを今回知りました。Windows10のブートマネージャが起動するとこんな感じです。
Windows7のブートマネージャはDOS画面のような感じです。
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