2019年3月6日更新
LattePandaとは、2年ほど前にクラウドファンディングで実現された、IntelAtomとWindows 10 Homeを搭載する“開発者向け”超小型コンピュータプロジェクトのことです。現在はDFRobot社が提供しており、DegiKeyからも入手可能な状態となっています。※DegiKeyは2017年3月から扱ってました。
※日本国内ではアマゾンが扱うようになりました。DFRobot Japan Amazon.co.jp での取り扱い開始日: 2017/7/23
アスメック株式会社という会社が正規代理店になっています。2017年9月7日
https://www.value-press.com/pressrelease/189212 DFR0470-ENTが¥29,500(税別)とあり、DFRobot Japanより2割ほど高いです。
※秋月でも扱っていました。安いです。日本語化の手順も紹介しています。
https://akizukidenshi.com/catalog/g/gM-12549/
https://akizukidenshi.com/download/ds/akizuki/windows10_change_system_language_j.pdf
多分技適が降りたので、この時期に話題に話題に揚がったのかと思われます。
WindowsOSのライセンス無しが\11445 ライセンス付きが\15,780 です。Windows 10 Home 日本語版の価格が\19008となっていますので、Windowsで使うならライセンス付きがお得です。
もちろんLinuxもインストール出来ます。RaspberryPiR3だとARMchipです。IntelChipが良いという方にはこのボードは魅力的です。
LattePanda専用のdhisplayも用意されています。7"で1024×600、IPSで$34、タッチパネルも用意されていて$19です。
AMIのBIOS/UEFIが搭載されています。https://www.youtube.com/watch?v=pk3GS-eOqlwLattePandaの特徴はSubCPUとしてAVR32u4を搭載していることでしょうか?Leonardo相当になります。GPIOをArduinoに任せ、UI等々をWindowsで実現するというモデルができあがります。
外部IOはArduinoから直接アクセス出来るモノが何があるのか?WindowsアプリケーションとのI/Fはどのように取るのか気になります。ArduinoIDEはプレインストールOSにも搭載されています。普通にLeonardoを選択し、仮想COMポートに対してスケッチを書き込むと動く様です。YouTubeにも投稿されています。このことから普通にUARTでの遣り取りは問題なさそうです。
疑問点としては、
- SDカードスロットにはLeonardoからもアクセスできるのか?
- RTCの扱いは?
- NICへのアクセスはできるのか?
ハードウエアを共有するのは難しそうですね。
YouTubeの情報でわかったこと
- LattePandaに電源を供給するとLeonardoに書込済みのプログラムは動き出す。一方WindowsOSがBIOSの設定次第だが、Startスイッチが押されないと起動しない
- 起動時間は10秒程度か?
- ライセンスがあるなしにかかわらず、LattePandaにはWindows10Home(英語版)がインストールされている。4GBRAM版ではEnterprise Licenseなる表記があるが、Home版の模様。リモートデスクトップがしたければPro版に変更する必要がある。
- AndroidOSをインストールするMovieが有りました。OSイメージをSDカードに書き込んで起動するという手法が効かないようで、この点は返って大変かもしれませんね。
- BIOSに入るためにはESCキーを押します。また、Save&Exitは調査中です。
- LattePandaにはRTC保持用の電池が搭載されていません。端子は用意されているのですが、コネクタ化されていません。表面実装のコネクタが必要です。
- LattePandaのストレージeMMCの読み書き速度についてですが、調査中です。
- LattePandaと内蔵Arduinoとの通信は基本UARTです。その場合の通信レートについて気になりました。
ArduinoIDEでは2000000bpsが最大値となっています。AVR32u4はファームの書込等では57600bpsを使用しているようです。
HWシリアルを使うのであれば、Serial.begin(2000000)は有効のようです。※SWシリアルはだめです。
Windows側がこのボーレートをサポートしているのかどうか要検討です。
https://www.dfrobot.com/product-1728.html
LattePandaにLabVIEW開発環境をインストールすること自体は問題ないようです。普通のWindowsOSだからです。
YouTubeでもLINXを介してLattePanda内のArduinoに対してプログラムを書き込むことをしています。
LattePandaをWindows7マシンとして使うことは困難と云う情報があります。Windows7のインストーラが実行できないようです。ドライバ自体も提供されていないものが多い様です。
LattePanda Alphaなるデバイスがリリースされています。
2018年末にリリースされました。ただ、いまいち利用目的が見えません。様子見です。高価ですし。
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