ネットワーク監視カメラ(クラウドサービスカメラ)を購入しました。

最終更新日 2020年12月16日

HeimVision社のHM202Aというネットワークカメラを購入しました。レポートします。

【最初に】

    ネットワークカメラとしてHM202Aを購入しましたが、このカメラは基本的にクラウドサービスを利用しないと設定すら出来ないカメラのようです。その意味で自分の思う『ネットワークカメラ』ではなく、敢えて名付けるなら『クラウドサービスカメラ』とでも云うのでしょうか?

    とても安価なカメラですが、クラウドサービス契約が前提であれば納得です。

    一方で遠隔地に対する監視カメラと考えればとても安価なソリューションとなりますね。
    目的が明確であればとても良い商品です。
    ただ、自分の目的としては大失敗でした。

【自分の目的】

自分が検討していた想定図です。
LogicoolR QcamR Orbit AFというUSBタイプのPTZカメラを持っています。PCにApacheのようなWebServerを立ち上げれば、外部からコントロールできるネットワークカメラソリューションが実現出来ます。LocalのPCに画像保存し、必要なときに必要な画像をダウンロードしてモニタしたり、ストリーミングでオンタイムの画像を確認する事が出来ます。
WindowsPCを使用し、カメラも1万円ほどするため5万円程度の最低コストが掛かります。

HM202Aを見たとき、置き換えが出来るのでは無いかと思った次第です。それも4000円で!
HM202A」にはLocal録画用にTFカードスロットが用意されています。PCから必要なときにTFカードに保存している画像データをダウンロード出来れば置き換え出来る事になります。
結局のところ安易な考えでした。

【追記】

QcamOrbit AF は UVC(USB Video Class)対応で、LINUXのドライバが存在するようです。となると、ラズベリーパイ4で使用する事も有りかもしれませんね。

監視カメラソリューションを体現すべく、最近商品を見かけるようになったHeimVision社のネットワークカメラを購入した次第です。高価な商品を購入する訳にはいかず。かといって目的が満たせなければいけません。自分のイメージでは、

と云うものを考えていました。こんな目的を満たすカメラをカタログ上で探すのも大変です。また、安価な商品を考えていたこともあり、価格優先、入手容易と云う事からAmazonで購入できるモノに絞って検討して、HM202Aを選択しました。4000円を切る安価さと、付属品にケーブルや取付ジグが含まれているという点が気に入ってこれをプッチった次第です。

2020年9月23日早速配達されました。説明書が日本語です。早速接続しようと思ったのですが躓きました。この説明書ではPCとHM202Aを接続したモニタリングについて説明に乏しいのです。『パソコン上でネットワークカメラを使う』という項が説明書P26に有りますが、全く役に立つ情報がありません。『https://heimlink.heimvision.com/』にアクセスしてログオンしろとありますが、そもそもアカウント登録していないのにどうするのか?どうもメーカのスタンスが自分のようなユーザを想定していないのかと思われます。ただ、HeimVision社はプロユーザも対象としているようなので、不思議です。


HeimVision社はE-Mailによる日本語サポートがありました。早速問い合わせを掛けてみたところ、翌日には回答がありました。回答はGMT+08の場所から発信されています。香港でしょうか?

回答の日本語文面は自然な日本語でしたが、メールフォーマット(メーラのテンプレート)は簡体字のようです。担当者も名乗っていないですね。

X-Mailer: HMail Webmail Server V2.0 Copyright (c) 2016-163.com
X-Originating-IP: 113.81.208.157

Hexamail Serverは高度な電子メールおよびコラボレーションサーバーであり、安全な高性能と機能豊富なユーザーエクスペリエンスを提供します。すべてのHexamail製品は、オープンプロトコルおよびオープンスタンダードに基づいて構築されています。

だそうです。


結局のところ、PCとHM202Aだけでは使用できないという回答がありました。説明書通り、スマホで登録しないといけないようです。
仕方ないのでスマホから機器登録して有線LAN接続で撮像し、ブラウザから画面キャプチャ出来る事を確認したモノの、明らかにHeimVision社のサーバに接続して、PCからもHeimVision社のサーバにアクセスしてライブ表示している様です。
この手のカメラと本来のネットワークカメラは区別したいですね。クラウドサービスカメラとでもして欲しいです。

Localな環境で使いたいと思っても、このカメラはすべての情報をHeimVision社に持って行かれます。無線LAN接続した場合は、その環境のSSIDとパスワードも吸い取られてしまいます。
HeimVision社がセコムのようなセキュリティ会社で監視契約をしていたりすれば許されるかもしれませんが、撮影画像を共有されたり、勝手な投稿利用なんかもされてしまいそうです。この手のカメラが野放しなのは気になります。安価なカメラでなかなかの高機能ですが、高機能なのはサーバ側で処理するからでしょう。

単体カメラ及び機能を4000円で実現するのはなかなか大変ですが、クラウドに録画データを残すとなると、30日間は無償でもその後はサブスクリプションが発生します。
費用がどの程度なのか調べているのですが、HeimVision社の場合は明確な情報が得られていません。別会社でKasa Careというプランを見つけました。

 

プラスプラン

プレミアムプラン
価格 月額:390円/台
または
年額:3,900円/台
月額:1,190円/アカウント
または
年額:11,900円/アカウント
サービス内容
  • ライブ視聴
  • インスタント通知
  • 双方向通話
  • アクティビティゾーン
  • 30日間の動画履歴
  • ビデオ共有
  • リッチ通知

対象デバイス:カメラ1台

  • ライブ視聴
  • インスタント通知
  • 双方向通話
  • アクティビティゾーン
  • 30日間の動画履歴
  • ビデオ共有
  • リッチ通知

対象デバイス:最大10台まで

それなりに費用が掛かります。

HeimVision社の情報が見つかりました。https://www.heimvision.com/pages/heimvision-cloud
6つプランがあるようです。

 

BronzePlan

MostCost-effective

SilverPlan

MostPopular
PlatinumPlan DiamondPlan
価格 $19.99/3ヶ月 $22.99/6ヶ月

$32.99/6ヶ月

$46.99/1カ年

$90.99/6ヶ月

$134.99/1カ年

サービス内容
  • 年中無休の
    ライブ視聴
  • クラウド再生
  • 無制限の
    ストレージ
  • ライブ共有
  • 終日の録画
  • 7日間の
    ループ録画
  • 年中無休の
    ライブ視聴
  • クラウド再生
  • 無制限の
    ストレージ
  • ライブ共有
  • モーション
    録画
  • 7日間の
    ループ録画
  • 年中無休の
    ライブ視聴
  • クラウド再生
  • 無制限の
    ストレージ
  • ライブ共有
  • 終日の録画
  • 7日間の
    ループ録画
  • 年中無休の
    ライブ視聴
  • クラウド再生
  • 無制限の
    ストレージ
  • ライブ共有
  • 終日の録画
  • 7日間の
    ループ録画
  • 年中無休の
    ライブ視聴
  • クラウド再生
  • 無制限の
    ストレージ
  • ライブ共有
  • 終日の録画
  • 30日間の
    ループ録
  • 年中無休の
    ライブ視聴
  • クラウド再生
  • 無制限の
    ストレージ
  • ライブ共有
  • 終日の録画
  • 30日間の
    ループ録画


HM202AにはTFカードスロットがあります。録画時間についての情報が説明書には触れられていません。先人が調査されていました。

 

HM202A
 

8GB
約190時間≒約8日間  

16GB
約381時間≒約16日間  

32GB
約762時間≒約32日間  

64GB
約1524時間≒約64日間  

128GB
約3048時間≒約127日間  

TFカードに保存する場合、APモードで接続すれば、外部ネットに情報流出無しで使えるのかもしれません。
ただ、APモードは固定のSSIDでパスワード無しのようです。これだと電波が届く範囲であれば覗かれてしまいそうです。
TFカードはFAT32フォーマットである必要があるようですが、説明書には情報記載がありません。ならWebサイトで十分な情報が得られるかというと甚だ疑問ではあります。

HeimVision社のサイトにはフォーラムが無いようです。残念です。


HM202Aを分解して紹介しているサイトがありました。https://honeylab.hatenablog.jp/entry/2019/05/12/101101
この記事では ドンキホーテが販売した 見守りWiFiカメラ「スマモッチャ−」(IL-HIP291G-2M-AI)というモデルの比較対象として 形の似ているHM202Aも一緒に分解紹介しています。

確かに、仕様も外観もよく似ていますが、分解レポートにもあるようにハウジングにしても基板にしても別のメーカが作っているようです。
また、IL-HIP291G-2M-AIはクラウドサーバをAmazonとしています。アレクサ対応と謳っているのはそのためでしょう。一方HM202AはHeimVisionサーバのようです。似て非なる機能という事ですね。一応比較表を作って見ました。

  スマモッチャ− HM202A
販売元 ドンキホーテ HeimVision
オリジナル SECTEC(深セン)  
接続サーバ アマゾン HeimVision
IRLED 6個 10m 6個 15m
CCD CMOS 2MP 2304 x 1296
レンズ f3.6 mm f2.3mm. DFOV 110°
ビデオ圧縮 H.264 H.264
オーディオ圧縮 G.711  
画像解像度 1080 P (1920*1080) 、 720 (1280*720) 、 VGA (640*480) 1080p, 1280x180, VGA (360x320), QVGA (720x720)
フレームレート 25fps  
ONVIF ONVIF Ver.2.4  
ワイヤレス WIFI 、 802.11 b/g/n  
オンボードストレージ TF 128GB TF 128GB
PTZ 355°90° 355°95°×4
サイズ 84mm(W)×106mm(H) 6.86 x 6.86 x 10.8 cm; 420 Grams

使用されているSoC(プロセッサ)はGOKE(国科微)という会社のGK7102だそうです。てっきりESP32だと思っていました。
ハイビジョンネット監視カメラチップというカテゴリのようです。ESP32-CAMと比較します。

 

GK7102

ESP32-CAM
フットプリント   27 * 40.5 * 4.5 mm
CPU コア ARM1176@600MHZ デュアルコア Tensilica LX6
Max240MHZ
消費電力 700mw 180mA @ 5V
スタンバイ時の消費電流 60uA Max 6 mA
RAM 32M 内蔵520 KB SRAM
外部4 M PSRAM
ROM    4MBFlash
インターフェース
  • USB 2.0 host/device x1
  • ETH MAC+PHY X1
  • UART X3,SPI X2
  • I2C X2,PWM X4
  • I2S X2,SDIO2.0 x1,IrDA x1
  • Wireless: RTL8188fu
  • GPIO:x21
  • UART:x3
  • SPI:x2
  • I2S:x2
  • ADC:x16
  • DAC:x2
  • I2C:x2
  • SDIO:マスター/スレーブ
カメラサポート SmartSens SC1245 OV2640とOV7670


GK7102には一応コーディックが内蔵されています。本来ならMP4なりの汎用フォーマットでファイル保存出来るはずなのですが、なぜか拡張子“v264”なる独自フォーマットにしている様です。ライセンスフィーの対策では無いかと云う記述を見かけましたが中華品ならではの独自品となってしまっているようです。
専用VIEWERは提供されているようですので、これはこれで認めざるを得ないのでしょう。


2020年12月16日追加

2点判ったことがあり追記します。

ここまで来るとHM202Aは分解対象かなと思います。PCと直結して使いたくても使えないことが明らかになってしまいました。


ONVIF対応:多分自分が思っている汎用IPカメラの条件は 【ONVIF対応】 だなと確信しました。

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