最終更新:2017年4月17日
RaspberryPiについて調べている内に自ずとBeagleBoneBlackなるデバイスが比較情報として出てきます。mbedも同類項ですね。
一応知識として認識すべく調査しました。比較するのがわかりやすいと考え比較表を作成しました。先人によるものも有るにはありましたが、、、
※Arduinoとの比較項目とは視点を変える必要がありそうです。
Name BeagleBoneBlack RaspberryPi3 Parallella 価格 45$ 35$ 開発 TI + Degi-Key ラズベリー財団 Parallella 設立時期 2008年3月 参考価格 \5,832 (スイッチサイエンス)
※入手不安定で販売終了\5,400 (スイッチサイエンス) \13,500(DegiKey) Processor(SoC) Sitara AM3359AZCZ100 1GHz(Cortex A8) Broadcom BCM2837
(ARM Cortex-A53(4コア、1.2 GHz) )Zynq-7010
(Cortex-A9)GPU SGX530 3d, 20M Polygons/S VideoCore IV 電源 5V +5 V @ 2.5 A 5V/2A 大きさ 8.64cm x 5.34cm 85 x 56 x 17 mm OS Angstrom(デフォルト)/ Ubuntu / Android / ArchLinux / Gentoo / Minix / RISC OS Raspbian(推奨)、Ubuntu、Android、
ArchLinux、FreeBSD、
Fedora、RISC OS、Ubuntu メモリ DDR3L 512MB 1 GB LPDDR2 1 GB DDR3 SDRAM ストレージ eMMC 2GB + microSD microSD 128 MビットクワッドSPIフラッシュメモリ
MicroSD映像音声出力 HDMI
〜1280x1024HDMI(rev1.3&1.4
〜1920×1200LAN RJ45 RJ45 無線LAN Bluetooth RJ45 10 / 100 / 1000 Input Voltage Range CPU Speed 1GHz 1.2 GH 1 GHz Analog In 7 (12bit) 0 Digital IO 8 27×GPIO PWM 8 EEPROM [kB] SRAM [kB] Flash [kB] USB端子 SERIAL UART 5 1 タイマ 4 他IF CAN SPI I2C I2C、SPI RPiカメラ 処理能力 2000MIPS 2.3 DMIPS 32 GFLOPS 他 拡張ボードのことをCapeと
云うようです。BeagleBoneBlackを採用する理由を検討しました。自分は所有していないし、RaspberryPiよりも普及しているとは思えないため、よっぽどHWが目的に合致しなければ採用しないのではないかと考えています。
- RaspberryPiにはないアナログ入力が用意されている
- GPIOが65本分あります。
- OSとしてサポートが多少違います。フラッシュメモリ内にデフォルトOSであるAngstromがインストール済みです。RaspberryPiのようにSD起動ではないようです。
- また、OpenBSDを使いたい場合はBBBでないと難しいという情報があります。RPI3にはOpenBSDが実行可能という情報はありますが。
- ビデオ出力としてSXGAサイズまで且つ16bitカラーのようです。RaspberryPiはFullHDを32bitカラーでサポートしているようです。
- RaspberryPiはArduinoのシールドを流用して拡張できますが、BeagleBoneBlackはちょっと困難のようです。
- LabVIEW・LINXはBeagleBoneBlackをサポートしています。IO点数の多いBBBのサポートは優位性があります。
- BBBもカメラCapeがありますが、表示がフルカラー対応でないため微妙な立ち位置ですね
- BBBのPWM・周波数は100Hzまでしか設定できないようです。ライブラリの問題なのか?判りませんが、Arduinoのことを考えるとちょっと寂しいです。
- BBBはJavaScirptによるハードウェア制御を用意しています。高速な動作ではないけどWebコントロールを検討するうえで優位と思われます。
いずれにしてもBBBを選択するには相当の理由が必要ですね。RaspberryPiと比較して圧倒的に情報が少なく、ユーザも少ないです。一方で一部のエバンジェリストの情報だけである程度は実現できるため見極めは必要と思われます。
ちなみにLabVIEWLinux版はx86CPUでないと動作しないようですARM対応のLabVIEWはありません。ただ、コンパイラはARM用(MSP430等)がありますのでUIがなければ対応可能です。その意味でLINX等が成り立つのかと思われます。
BeagleBoneBlack+LabVIEW 2014 Home BundleというパッケージがDIGILENTから提供されています。$89です。LabVIEWが$49.99と云う事から$39となるのですが、実際には秋月で\6500なので、可成りのお得感があります。ただ、shippingが高いので、気になりますね。
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