使用するライブラリの選択

最終更新日 2021年3月9日

自分はArduino純正デバイスは一つしか持っていません。殆どが互換機です。それが認められていることがArduinoを愛好する一因でもあります。そしてchipもAVRは殆ど使っていません。BluePill/STM32miniをArduinoIDE環境下で使う事が多いです。
そんなわけで接続するモジュール用のライブラリをいちいち調査することになります。ライブラリを自ら作るのは最終手段です。

なぜライブラリを選ばなければいけないのか?そればライブラリが特定のシールドに特化していたり、AVRにしか対応していなかったりするからです。
単体接続でExampleスケッチをビルドする事さえ出来ないライブラリは論外ですが、単体でビルド出来ても、他のデバイス用のライブラリと組み合わせるとコンパイルエラーになります。
今回MCP4725のライブラリを調査して思ったことがあります。I2CのPinAsign等でSTM32F103もきちんと考慮されているのかどうか、先頭コメントで確認出来たところがあります。

   This chip uses I2C bus to communicate, specials pins are required to interface
   Board:                                    SDA                    SCL                    Level
   Uno, Mini, Pro, ATmega168, ATmega328..... A4                     A5                     5v
   Mega2560................................. 20                     21                     5v
   Due, SAM3X8E............................. 20                     21                     3.3v
   Leonardo, Micro, ATmega32U4.............. 2                      3                      5v
   Digistump, Trinket, ATtiny85............. 0/physical pin no.5    2/physical pin no.7    5v
   Blue Pill, STM32F103xxxx boards.......... PB7                    PB6                    3.3v/5v
   ESP8266 ESP-01........................... GPIO0/D5               GPIO2/D3               3.3v/5v
   NodeMCU 1.0, WeMos D1 Mini............... GPIO4/D2               GPIO5/D1               3.3v/5v
   ESP32.................................... GPIO21/D21             GPIO22/D22             3.3v

ちゃんと考慮されていないライブラリが混じるとコンパイルエラーが発生する原因かなと思われます。この辺りは機種依存です。
また、他にも機種依存の部分があります。タイマ割込や信号割込まだまだあると思います。

いずれにしてもいろいろなモジュールを一緒に扱うときはライブラリの選択は重要です。Adafruitのライブラリに統一しておけばいいかというのは間違いですね。AdafruitのライブラリはI2Cのアドレスが固定だったり、Arduino for STM32を考慮していないライブラリが少なからず存在することを確認しています。


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