最終修正日：2022/7/20
厚生省から『アニサキスによる食中毒を予防しましょう』という広報が出ています。そのせいでしょうか？ITmedaで2022年6月に2つ記事が揚がっていました。
- 2022年06月15日 刺身に電気を流して「アニサキス」撲滅 苦節30年、社長の執念が実った開発秘話
- 2022年06月30日 悪者アニサキス、スーツ着せるといいヤツに？ 阪大教授、サバ100匹さばき「がん治療」の夢拓く
アニサキスによる食中毒を予防法としては、生身を食べない 或いは冷凍（マイナス20℃で24時間以上)するか、加熱（70℃以上、または60℃で1分）し殺虫する対策が報告されていますが、極力生で食べたいという要望に応え、高圧電流を流して アニサキス を死滅させる方法が紹介されています。また、紫外線を照射するとアニサキスを目視しやすいことも紹介され、排除は出来ますが、目視確認が出来るのは表面に現れているアニサキスであり、身の中に潜り込んだアニサキスは対策困難でした。
装置規模の問題があり普及には今暫く時間が掛かりそうです。
一方、アニサキスによる食中毒患者の治療をした機関から患者の幹部周辺にガンを発見したという報告や、、アニサキスがガンにかかっている人の尿判定に利用出来るという報告を元に、アニサキスを使用してがん細胞を死滅させる仕組みを構築したという記事が紹介されています。
方法論の確立が為されることを祈る次第です。
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