佐布里梅の存続を考える。

最終更新2024年3月25日

『佐布里梅』というのは地元特産の梅の名前です。“そうりうめ”と読みます。地元自治体は勝手/独自に天然記念物化して知名度を上げる努力をしている様ですが、なかなか思う通りにゆかず、市商工振興課でも地元農家に対して危機感を表した資料を配付した次第です。

現在、市は梅農家に対しての取り組みとして行ってきたことは以下のかとかと思っています。

佐布里地区には佐布里小学校が有ります。生徒数は現状450人程度です。昭和45年児童数は150人程度でした。昭和60年頃児童数が溢れ、校舎増設もしました。1000人は優に超えていたと思います。しかし、その後は減少の一途を辿っています。佐布里地区の過疎化や高齢化もあって、農地の管理すら難しくなっているのが現状です。そんな状況下で『佐布里梅』のブランド化をしても生産者が追いつかないという現状は当然かもしれません。

『佐布里梅』のブランド化、高価格化、販路拡大は実現するのか?追って記録を取ってゆきたいと思います。


『佐布里の梅』なのか『佐布里梅』なのか

この違いはちょっと問題となっており、この曖昧さが足かせとなってアピール度に温度差が出ているように感じます。
佐布里地区は『梅林』として観光アピールしています。梅の本数が6000本というアピールですが、この数も根拠が曖昧です。
知多市が2015年に作成した資料で、佐布里池周辺に植えられている梅の品種一覧が提供されています。25種類です。
そして、その梅の総数は6000本とされ、その根拠として区域毎に計数した資料が提供されました。
この情報は『佐布里の梅』です。一本単位で計数しているのですから、佐布里梅かそれ以外かの区別が出来ていれば良かったのにと思う次第です。

では『佐布里梅』はどうなのでしょうか?
地元農家は市からの『佐布里梅』配布を受けたこともあり、相当数の『佐布里梅』の木を保有しています。しかし、いざ販売するとなると『佐布里梅』は売れません。南高の方が数も価格も優位です。南高に限らず、大粒の梅を植えています。

佐布里池周辺は愛知県の管轄であり、より多くの品種を植えています。そのため25品種にも及んでいます。その中に占める佐布里梅の割合は、、、しれています。一割ぐらいでしょうか?

また、この資料からは外れていますが、隣の岡田地区にも『佐布里梅』の苗木は配布されており、数百本は存在すると思われます。

『佐布里の梅』なのか『佐布里梅』なのか、理解して区別すれば問題は無いのでしょうが、みそくそ一緒の扱いだと『佐布里梅』のブランド化は遠いし、イベント等の写真に南高梅が使われているようでは、先は長そうです。


佐布里梅の保存について、澤田酒造さんはいち早く行動されていました。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000001.000110167.html

どの程度効果があったのか判りません。このメッセージが2022年。2023年の収穫は終えており梅酒の販売もそろそろかと思います。
『白老梅』は『知多産の佐布里梅』を原料としています。知多産としたことで、佐布里以外の岡田地区や阿久比町白沢の佐布里梅も対象となっています。知多市以外にも佐布里梅の苗木は出ており、表現は重要だと思っています。

成果・結果が知りたいところです。


『佐布里』をPRする方法を検討してみます。『沢入』地区の取組を参考にします

ここ10年ぐらいラジオ放送で2月3月の梅の花が咲き誇る時期、『梅まつり』の紹介がされることを耳にします。特に『梅まつりに行ってきました』と云うリスナーの投稿を読み上げられることが増えており、そこそこのPR効果が出てきているのでは無いかと思いました。この投稿をMCが読まれる際に『そうり』という読み方を強調してくれています。漢字を直読するとなかなか『そうり』とは発音できません。
この『そうり』ですが、検索変換すると『沢入』が先に検索結果となってしまいます。この『沢入』ですが、見習うべき地区です。調べました。

群馬県みどり市東町沢入 は、渡良瀬川沿いの 草木ダム上流 わたらせ渓谷鐵道 沢入駅 周辺の地区です。


みどり市は観光に力を入れている自治体のようです。総人口49,648人(令和2年)、沢入のある旧東村は1,701人と、30年で人口が半分になるような過疎地域のようです。
特産品がなんなのかいまいち判りませんが、みどり市としてブランド化を推進しているモノは紹介されています。
ここには紹介されていませんが、わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車も運行しており、集客に一役買っていると云えます。
これがキラーコンテンツなのかもしれません。


2024年1月11日 佐布里梅が開花しました。

今年も2月10日から1ヶ月梅まつりが開催されるようです。佐布里梅はピンクの花でそこに特徴が有り見分けがつきます。※南高も白加賀も白色の花です。

梅の色の種類には以下の4つの種類があるそうです。

  1. 本紅
  2. 移り白
  3. 移り紅
  4. 口紅

この区分だと佐布里梅は『移り白』かと思うのですが、花の色が明らかにピンクなんです。桃の花に近い!


2024年3月25日 愛知県立大府特別支援学校 による、佐布里梅の紹介映像が、キッド・ウィットネス・ニュース(KWN)日本コンテスト2023の高校生部門・佳作となりました。タイトルは、『未来へつなぐバトン 〜人と人のつながり〜』です。

広報活動の一役になってくれることを期待してます。


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