梅の剪定 燻製チップに出来ないか?

最終更新2024年4月16日

今、『佐布里池梅まつり』の最中です。例年なら梅満開の時期ですが、今年は既に散ってしまっています。

こんな時期自分は梅の木の剪定で出た枝を一所懸命燃やすことに精を出している次第です。ただ、野焼きですのでいずれは問題視されるかもしれません。
そんなとき、梅の大産地・和歌山では剪定枝をチップにして梅燻製チップとして利用する試みが為されている事を知りました。
梅は十分な香り成分があり薫製作りに使えるとのことです。
桜のスモークチップはキロ1000円程度で販売されていることを知りました。梅のスモークチップも販売ベースに乗るのであれば検討すべきだと思った次第です。

残留農薬が気になりますが、剪定時期は開花前で開花後花が散るまでは農薬散布はしないはずなので問題とはならないレベルかと思います。
和歌山のRCafe2と云うお店では『梅燻』なるブランドチップとして販売をしていました。価格を調査中です。

プレミアム梅燻チップ 梅燻チップ プレミアム梅燻チーズ 梅燻チーズ

上記チップは南高梅の木だそうです。
佐布里梅はそれなりに特徴のある木です。それは梅干しに特徴が現れ、酸っぱい肉厚が特徴です。ただ、燻製チップにして特徴が出るのかどうか気になるところです。徒長枝に十分な香り成分があるのかどうかが鍵です。
もし燻製チップに適しているのであれば、

梅の燻製チップに適したチップサイズ等々の情報はありません。実際に試作しようとすると、粉砕機が必要になります。竹の粉砕機はYoutubeに多く見かけますが、梅の徒長枝を粉砕する動画は見ません。
燻製チップにするのも意味がありますが、そもそもチップ化することで堆肥にすることも可能です。
竹チップは数年寝かせて堆肥化しています。梅チップもそれが可能かと思います。
竹チップも梅チップも籾殻のように販売出来る様な肥料化も期待できます。その中でも高付加価値化としての燻製チップは期待したいです。

ウッドチッパにはカッタ式とハンマ式があります。草刈り機に似ています。燻製チップを考えるとカッタ式の方が良いように思えますが、実際の梅の剪定で出てきた枝はカッタ式で処理出来るモノでは無いようにも思っています。

いずれにしても自己資金でいきなり購入するのはリスクが高すぎますので、レンタルでもして試してみたいです。


自治体のゴミ対策課でガーデンシュレッダーの無償貸出の仕組みがある事を知り、早速借りてみました。最大2週間の期限です。

貸出機はキンボシと云う会社が扱う MLG-1520 という電気式粉砕機でした。希望小売価格 \74,800(税込) となっています。多分入札でとても安価だったのでしょう。完売して、後継機に移っています。

ギアー式回転刃で粉砕能力として 生木の場合、直25〜35mm とありました。
この仕様からすると梅の徒長枝の粉砕には合致します。

実際に使用してみました。大失敗です。

梅の燻製チップに関しては、和歌山工業技術センターが情報提供しています。ここの情報では、梅の燻製チップ自体は桜チップにヒケを採らない香り成分があるとのことです。
実際にチップ化する場合、どの程度の大きさにすべきなのかが判りませんでした。チップ化した後に水分量を15%程度になるまで乾燥させることは判りましたが。水分量が多いとカビます。

チップサイズですが、ターゲットの写真はあります。これを見る限り『さきいか』の様な形状で、20mm程度の長さが良いのかなと思われます。数値の情報は提供されていないようです。
前出の 和歌山県工業技術センター 食品開発部 前田拓也氏が『ウメ剪定枝を活用した燻製用チップの開発』として資料を作成されており、この資料にはチップサイズに言及がありました。加工方法との兼ね合いかと思いますが、小さなチップの重量比が大きいことが示されています。

メルカリに梅枝燻製用チップを出品されている方が見えました。680円/300gとなっていました。このチップはちょっと幅広ですが、桜とかのチップとはちょっと違う感じを受けました。


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