花粉飛散量の計測

最終更新2024年2月15日

花粉飛散の季節ですね。花粉飛散量の計測をどうするのか気になり調べました。

古くは24時間毎にプレパラート(ガラス板)の上に飛散した粉末を顕微鏡観察して判断した様です。1時間毎の飛散量とかはなかなか難しいようです。そのため、自動計測出来るように工夫されてきました。
ウェザーニュースでは『ポールンロボ』という装置を20年前から使用して自動計測しています。今は7代目の『ポールンロボ』が全国で1000台以上データ収集をしているとのことです。
『ポールンロボ』の仕組みを見てみると、ファンによる一定量の強制吸引をし吸い込んだ粒子に対してレーザを当て、遮断時間による粒子のサイズや、光源に付加したフィルタで花粉なのか埃なのかといった区分をして花粉の飛散量を計数している様です。

『ポールンロボ』で使用されている粒子センサについて、明確な情報を得ていないのですが、神栄テクノロジー(株)がPollen SensorとしてPS2なるセンサを提供しています。これでは無いかと勝手に思っています。計測の仕組み資料画が同じなのが要因です。
残念なことに神栄テクノロジー(株)のサイトでは資料を簡単には提供してくれません。残念です。

一方、Arduinoの世界ではシャープのダストセンサGP2Y10xを流用して使う事が見受けられます。このセンサは0.5μmを検知するため、杉や檜花粉の大きさである30〜40μmを判断出来れば使用可能なことは判ります。
アナログ電圧出力のモノやデジタル出力のモノとラインナップされています。

アナログ出力/デジタル出力 どちらが使いやすいのか、実際に使って見ないとなんともいえないですね。
もう少し使いやすいセンサとしてGrove社からDust Sensorモジュールが出ています。センサユニットは神栄テクノロジー(株)社のモノが採用されているようです。埃なのか花粉なのか判断出来るセンサでは無いようですが、注意喚起を促すことが可能な商品ではありそうです。

このモジュールは2000円前後で購入できるようです。
シャープのセンサと結果比較している方を調査したいところです。


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