最終更新日:2024/7/2
手元にWindows11実行環境が有りません。納品済みの検査装置(Windows7SP1)をWindows11にUpdateするという提案があったので事前検証する必要があります。
Windows10を飛び越しているのは、Windows10のライセンスが購入出来ない為です。もちろんWindows10IoT版は購入できるのですが、この場合、OSライセンスのみの購入が出来ず、PCまるごと組込PCとして購入する必要があるのです。それならば、Windows11実行可能環境のPC環境にUpdateした方がいいのでは無いかと云う考えが出てきた事に起因します。
Windows10プレインストールのノートPCがあるのですが、ハードウエア構成上Windows11未対応だったため、新規購入するのが手っ取り早いと考えました。Windows11搭載のPCの選定ですが、本来ならPCIeスロットの確認も必要なのですが、この点には目をつむってOSに対する検証が出来れば良いという事として、MiniPCとしました。実験要素が大きいため費用予算は5万円とし、選択作業に入った次第です。
そこで選択したのがACEMAGICブランドのMiniPC 「ACEMAGIC S1 Intel 12th Alder Lake N97 Mini PC」です。
当初 CPUがN100のモノがよさそうだと考えていたのですが、N97モデルがより安価で購入できる事が決め手でした。AMAZONに直販サイトを設けてキャンペーン価格30000円弱でした。※AliExpressだと更に1000円安かったのですが、中国からの搬送に不安がありますので日本の倉庫からの発送の安心感を選択した次第です。PCスペックですが、以下の通りです。
ブランド | ACEMAGIC |
メーカー | ACEMAGIC? |
取扱会社 | (株)サンュース商事 |
シリーズ | n97 Mini PC |
製品サイズ | 12.38 x 12.8 x 4.09 cm; 1.18 kg |
商品モデル番号 | S1 |
カラー | ブラック |
CPU | Intel 12th Alder Lake N97 |
CPU速度 | 3.6 GHz |
RAM容量 | 16 GB(DDR4 SDRAM) Max16 GB |
HDD容量 | 512 GB M.2 NVMe PCle3.0 SSD |
OS | Windows 11 Home |
表示 | 1.9"TFT LCD 170*320 |
NIC | Realtek GigaBit |
- 商品はしっかりした化粧箱に入れられており、とても好感が持てます。Apple社並です。
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- AMAZONJAPANから購入したことも有り、ACアダプタは日本の電源事情に合致していました。
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- 説明書は本当に簡易的なモノが添付されていますが、スペックすら書かれておらず、ちょっと問題を感じました。
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- 蓋か簡単に外れ(磁石でくっついているだけです)、M.2の追加スロットがある事が判りますが、このスロットの仕様すら記載がありません。
- 縦置き用の転倒防止版もマグネット接続です。こちらはそれなりに便利です。
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- 背面にHDMIとRJ45がそれぞれ2基有ります。ナンバリングがありません。気になるところです。
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- ACEMAGICはしっかりしたHomePageが有りました。ところが詳細ドキュメントが掲載されていないようです。フォーラムは参考になります。この時点で58トピック400超の書込があるようです。
- OSのプロダクトシールは貼ってありません。多分OEM版なのかと思われます。
実際に電源を入れてみました。
このMiniPCですが、本体にLCD表示画面があります。S1と云うモデルの特徴です。この表示画面はスクリプトによるプログラミングが可能の様です。とりあえずは「ACEMAGIC」表示のままです。※起動後デスクトップにCYXTFTTOOLのアイコンが表示されます。
添付マニュアルにあるように、
- 言語/国 の選択: 日本を選択しました。
- ユーザ名を登録します。
- ユーザパスワードを登録します。 どうもローカルアカウントで登録出来たようです。
- 確認の為のユーザパスワード再入力します。
この後数分待つとWindows11が起動します。初期設定でディスプレイの消灯が設定されているようで、すぐに画面が消えます。
- BIOSはAMIでした。バージョンは2.22.1288でした。電源投入時に自動起動するようにしたい場合、BOOT>StateAfterG3の項をG5StateからS0Stateに変更します。
- OSはWindows11Home 22H2 が搭載されていました。既に23H2がリリースされているのでいずれはUpdateすることになるのかと思います。
- スタートがタスクバー中央にあります。違和感がありますが、慣れるしかないです。
- デスクトップにゴミ箱しかないのは気になりました。Windows7ライクにするため 個人用設定>テーマ>関連設定/デスクトップアイコンの設定を開いて、必要な表示にチェックを入れ、摘要/OKをと登録します。
- CYXTFTTOOLを起動するとLCD表示画面に変化がありました。以下の表示が現れました。Theme1です。
この画面ですが、PCを再起動すると時刻表示のみです。再びCYXTFTTOOLを起動する必要があるようです。
ちなみにOSをシャットダウンしてもDC供給されていれば時刻表示されます。自分は好感を持っています。- Braveをインストールしてデフォルトブラウザとしました。
- SSDの読み書き速度の確認が必要です。CDMをインストールしました。
結果をキャプチャして取り込もうとしたところ、共有フォルダが機能しません。この時点で原因不明- NIのドライバ群がインストール出来るか確認しました。Windows7環境用のドライバーセットが一通りインストール出来ることを確認しました。
このパソコンS1ですが、OSが起動していないとき、LCDには時刻表示しています。
これなにげに気に入っています。
所有しているAndroidTVBox(TANIX TX6S)にも同様の機能があります。これもお気に入りなんです。部屋中時刻表示器だらけになってしまっています。ただ、時刻がずれてくると、気になってしました。
AndroidTVBoxでも平時に時刻表示するモノは少ないです。PCとなると希ですね。
PCのUSBポートで常時通電の端子があれば、ここにUSB接続の時計を差し込んでおけば実現出来そうです。
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